20230220 利権論は陰謀論よりもわかりやすい

マイナンバーは、国民を管理するための道具として推し進められている、と陰謀論は言う。収入も支出も健康状態も全部支配者に筒抜けになるぞ、AIで分析されていいように踊らされるぞ、気をつけろと。

 

最近出てきた報道は、いやマイナンバー関連の政府発注は随意契約なんだと。つまり入札の選別機能が働かずに、特定の会社だけが大儲けする仕組みであり、政府は甘い汁が吸いたいからどんどん推進するのだと。わかりやすい。

 

オリンピックは洗脳の祭典だと陰謀論は言う。開会式のセレモニーを見てみろ、悪魔儀式そのものだ。あれに世界中が影響されるのだと。

 

蓋を開けてみたら、オリンピックの予算は電通ほかごく一部の業者ががっぽり受注して、おそらく政治家にもIOCにも還流している。あれは集金イベントだったのだとわかる。わかりやすい。

 

ワクチンは生物兵器だ、支配者層はあれで人口を何分の一かに減らそうとしているのだと陰謀論はいう。政治家も官僚もメディアも、支配者に首根っこを抑えられていて、その走狗として煽っているのだと。

 

外形的には、パンデミック怖いぞと国民を脅かして何十兆円もの税金を使ってワクチンを買って製薬会社に払って、接種する医療業界関係者には立って、入院させてもらう病院に払って、どうせ全部から政治家に韓流があるんだろう。これまた集金イベントだったことが露呈しつつある。と言うか一部の人にはもう丸見えだ。わかりやすい。

 

陰謀論と利権論が見事に合体した例として北朝鮮のミサイルがある。アメリカの軍事産業は売上が欲しい。でも自国領土内で戦争はしたくない。だから北朝鮮に頼んでミサイルを打ってもらう。日本国内で北朝鮮の恐怖を煽ってもらう。日本の予算で米国の兵器を買ってもらう。これはもう、戦争を煽るのはいつも軍需産業だという陰謀論と、軍需産業の売上増を狙ったマッチポンプという利権論が一体で展開されているとしか思えないではないか。

 

というか、陰謀論は結局、利権論なのかもしれない。こんな利権もある、こんな利権も作れるということでどんどんやっていったら結局世界を支配するようなことになっていったと。

 

せっかく脳みそがあるんだから、別のことに使えばいいのに、これって出口がないぞと私の中の普通の感覚がつぶやく。