20240620 プーチンと金正恩

プーチン大統領北朝鮮訪問終了し次のほうもんちベトナムに到着。

 

非常に興味深い関連動画をいくつも見ました。金正恩には影武者が何人もいると思われますが、今回出てきたのは昔からいる、多分本物でしょう。耳の形と、左頬のできものの形が特徴だと思って見ています。

 

対するプーチンは誰でもわかる偽物、というか二代目(3代目?)。ただ、この偽物も演説などを聞く限りにおいては、かなり「できる」人物だと私は思っています。

 

ロシアからはラブロフ外務大臣をはじめとして何人もの幹部が同行。彼らが一列に並んで、プーチンが一人一人を紹介し、金正恩がそれぞれと握手していく動画はとりわけ印象的でした。元々北朝鮮ソ連金日成を送り込んで建国した国だという設定なので、ソ連の継承国であるロシアは北朝鮮を下にみてもおかしくないわけですが、ラブロフ以下の面々は非常に緊張していて、あたかも園遊会天皇陛下と会話できる下々の人々みたいな感じでもあり、どちらが上位国家なのかわからないくらいです。

 

北朝鮮は考えてみれば不思議な国で、ずーっとアメリカを悪し様に言ってきました。アメリカは碌でもない国であって、あんなのに従うつもりはない、と言い続けて世界的に孤立してきた。ところが、今日の情勢は、北朝鮮が言ってきたことが正しかったのではないか、あれだけの圧を喰らいながら、よくも今日まで国家として存続してきた、そういう見方が出てきてもおかしくない状況だと思います。一方で、日本国内でややこしい政治問題が出てくるとミサイルを飛ばしてくるという見方もあります。実際にはミサイルは発射されていない、あれは日本政府の自作自演だという説もありますが、日本の売国政府に味方するような部分がないとも言えない。拉致問題も実はフェイクで、家族会には政府から資金が流れていて、常に北朝鮮が日本の敵であるかのような演出を延々と続けているのだ、横田めぐみさんは両親とモンゴルで実は再会を遂げているぞというネットの書き込み(写真付き)も見ました。もう、何が何だかわからない世界です。

 

ただ、ロシアと北朝鮮が単に利害が一致するから仲良くしようぜというだけでもなさそうであることは感じ取れた気がします。少なくとも対アメリカ、対欧米という点で、苦しい状況を耐え抜いてきた経験を共有する同志とでもいうべきか。

 

それではベトナムはどうでしょう。ベトナムも今は表面上、大人の振る舞いを見せていますけれども、ベトナム戦争の記憶は深く刻まれているはずです。反アメリカ、反欧米。その部分のつながりをロシアと共有しうるのではないでしょうか。

 

面白いのは、6月18日にJ.Satoさんがリポストした英文記事で、韓国が中国と外交・軍事の次官級会議を開催したというもの。北がロシアと接近している一方で、南は中国と接近しているようです。そこにアメリカの影は薄い。

 

こうなってくると東アジアはBRICS化の流れで、ひとり日本が凋落G7に取り込まれて動けない、お金もどんどんむしり取られていく、そんな構図かもしれません。

 

話は飛びますが、昨日の党首討論はひどかったですね。しばらくいろいろあるでしょうけど、自公と一緒に立民とか維新も消えていくかもです。全部グルだから。