20240613 G7は集団強盗組織なのか?

昨日は色々あって、帰宅してから朝刊を読んだりしていたのですが、日経1面に信じ難い記事が。曰く「ロシア凍結資産で基金ーG7大筋合意ーウクライナ支援拡大」。そういえば、西側はロシアけしからんと言って、ロの海外の資産を凍結するという暴挙を行ってたんですね。ロシアは西側の自国内資産を凍結(差押え)してません。だけどいざやるとなったら同じくらいの金額になるぞ、と脅しの発表はしています。両方とも3千億ドル(だいたい50兆円)くらいらしいです。

 

日経記事は、差押えたロシアの資産を運用すると年間30億ドル(5千億円。1%で回すのね)になるが、それではウクライナ支援には足りないので、3千億ドルを基金にして、ウクライナ支援は欧米の金融機関が基金を通して貸付け、回収をその年間30億ドルの運用利益から受け取るという、まあ酷いスキームです。盗んだお金を運用して上がった利益を全部独り占めするためにウクライナ復興を出汁に使うという。でも日経はこの仕組みを「一度にまとまった支援が可能となる。米国にとっては財政規律を重視する共和党に配慮しながら迅速に巨額の資金支援がでいる」なんてほめそやしています。

 

元々米国は、差押えたロシア資産の元本をウクライナ支援に振り向ける意向だったのですが、EUが流石にそれは国際法上問題だぜと反対して、結果、今回の「基金」というスキームが提案されたとか。悪知恵ですね。考え出した人は褒められているのだろうか。で、EUも賛成に回って、いま岸田が嬉しそうに訪問しているイタリアでのG7サミットで合意し発表する段取りなのだとか。鬼畜のナニワ金融道グローバル版ですが、甘いなと思うのはロシアが負けるか永遠にウクライナ紛争が続くかしない限り、資産凍結は解除される可能性がを高いことに敢えて?触れていないところにありますね。簡単に言えば、ロシアが勝ったら成立しない話だということ。で、ロシアが負けることはおそらくシナリオ上もあり得ないでしょう。ということは、これは「金融の連中はどれほど外道か」を我々に教えてくれる類のニュースかもです。

 

ネット上でこの話はあまり出てきませんが、探したらLizzyさんという方が、G7は集団強盗組織ですか?という問いかけの投稿をしているのを見たので、タイトルをパクらせていただきました。すみません。

 

あと、同じ日経朝刊の1面右側にあるトップニュースは太陽光パネルは耐用年数が30年くらいだから2030年代から大量廃棄が始まる。だからリサイクルを義務付けるぞ(と政府が言い始めた)という記事。気候変動は二酸化炭素が起こしているという嘘を強引に既成事実化、制度化し、日本国民から強制的に高い電気代を召し上げ、そのお金で中国製のパネルを大量に購入して国土に敷き詰め、そのパネルを製造している中国企業に投資している欧米金融が巨額の配当を得るという、いつもの構図です。

 

私は世界の支配構造について一般的な陰謀論以上の知識や知見はありませんが、目の前で起きていることを見れば、「金融」という業界の、世界的に上位の方の会社は、そしてそれに関係している偉い人たちは、間違いなく鬼ですね。G7というよりは、金融こそが集団強盗組織なんだと感じます。資本の自己増殖が至上の目的とされていて、そのためにはどのような手段を使っても、どのような嘘をついても恥じない。いやむしろ、でかい嘘をついてでかい収益を上げることに血道を上げている。人殺しや政権転覆など、なんでもやる。

 

私も含めて日本人は世界スケールで詐欺を働くという発想がそもそも希薄だから、彼らのとんでもなさを理解するのには、少し勉強が必要なところがあります。