20240421 米国のウクライナ支援予算

4月20日、米国議会下院はウクライナ支援緊急予算案(600億ドル:約9兆円)をついに可決。下院の議員構成は共和党218民主党213、欠員4で多数派は実は共和党。本件の裁決結果は賛成が311(民主党210、共和党101)、反対112(共和党)、あとは棄権か欠席でした。超党派で通したんですね。この予算案件は昨年末に支援予算の支出が上限に達して以来、与野党間の対立で審議が進んでいなかったところ、『なぜか』ここにきて共和党の一部が翻意。あっさり可決です。議論の何がどう進展したのか皆目わかりません。これを受けてゼレンスキーは「命を救う予算だ」と歓迎。ロシア大統領府は「ウクライナをさらに破滅させることになるだろう」と反発。NATOストルテンベルク事務省庁は「これで欧米はより安全になる」とコメント。

 

思い出すのは副島隆彦さんの4月14日の投稿です。岸田が9兆円差し出した。国賓待遇とかで呼ばれて、朝貢させられた。ウクライナ緊急支援予算は去年の秋から揉めていて、全く議論が進んでいないにもかかわらず、この4月に入ってから軍事ブロガーたちが「予算が通ったようだ。良かった」と書き始めたので副島氏は「ん?」と思っていたと。貢ぎ金は国家の裏帳簿から出る。米国の100年もの国債を買い取る。このため政府は円を売ってドルを買っている。9兆円の規模だから円安に振れている。そのドルで米国債を購入し、帳簿上は9つある政府の国際系金融法人の貸借対照表に積み上がる。そういう内容でした。

 

行政サービスが全く向上しないにもかかわらず、毎年のように増税が繰り返される我が国の政治の背景の一つには、おそらく米国による朝貢の要請があると感じられます。それを断ることができないから属国だと言われるわけで、なぜ断ることができないかといえば、それは監視と暴力でしょう。プーチンは演説の中で、ドイツと日本の政治トップは四六時中監視盗聴されていると発言しましたがドイツも日本政府もこれに文句を言った形跡がありません。

 

副島氏は、もうすぐドルは暴落して米国内は動乱状態になる。その時までの我慢だ、もうすぐだ、もう一息だ、と結んでいます。確かに、主人たるアメリカは貢ぐ家来である日本を疲弊させ潰そうともしている自己矛盾的な面があるし、そもそも連邦政府の借金34兆ドル(約5200兆円)は、返せないでしょうし、今でも増え続けている。暴落は有力なシナリオですね。

 

ところでタッカー・カールソンがネット番組で「エイリアンは霊的な存在であり、超自然的な存在です。彼らは長い間、ここにいます。そして、彼らが海の下や地中に存在するという証拠は山ほどあります」と発言。動画がSNSに流れています。私は藤原直哉さんのXで知りました。

 

同氏は元々Foxテレビのキャスターで、トランプ支持が災いして解雇された経歴があります。その後、独立に動き、先日はプーチン単独インタビューを実現して物議を醸したところ。イデオロギー的でなく、正義感の強いジャーナリストというイメージです。

 

霊的な存在は重要なテーマだと思います。我々は肉体を纏っているから、人間世界で生きている間は肉体を前提とした世界観になってしまうけど、我々も本質的には霊であって(だって死んでも肉体はしばらく残る。脱いだ後の服のように)、この世で過ごす数十年のために偶々こんな外形で生きているのではないか、そう感じてきました。だからエイリアンは我々と同じ(あるいは同種の)霊的な存在だよと、タッカーが言っているような気がします。この話は検証ができないので、感じるしかないですね。