20231125 再来年の世界

どうやら米国の軍事クーデター実行は秒読み段階のようだ。リハーサルは何回か実行済み。あとはそれこそトリガーを待つだけみたいな。今の連邦政府は不正選挙で成立した外国勢力による傀儡政権であり軍にはこれを転覆させる正当性がある、とのこと。米国って、独立戦争で作った国だから国や憲法よりも前に軍があるんだと。

 

まあいいや。そう思って見ていきましょう。そうするとどうなるか。立法司法行政の全てが違法として覆される。新しい国の体制が作られるわけだな。今の連邦政府が抱えた借金はどうなる。返さなくていいらしい。じゃ日本の外為特会や、金融機関などが貯め込んだ米国債はどうなる。紙屑か。それ以上に、ドル紙幣自体が紙屑になる。そんなことあるのか。絶対にない、とは言えないから、シミュレーションしておくことは大事だと思う。

 

それは日本にどういう影響を与えるか。ドルが暴落すれば円高だ。同時に、日本の対外資産はほぼドルだからこれがなくなる。円は大丈夫か。日本は一応経常収支は黒字だから海外に売れるものは作れるわけで、資産は大幅に目減りするけど盛り返せないわけでもない。悲惨なのは米国本体とヨーロッパかな。資産がなくなり、海外に売れるものもない。ないというか少ない。だから経常赤字の国は大変なことになるだろう。

 

そう考えると、実は株価もあまり影響を受けないかもしれない。輸出企業は、買ってくれる国が調子悪くなれば業績が下がるだろうけど、例えばウクライナイスラエルの復興とか、南米やアフリカの国家建設とか、そういう需要は出てくるだろうし重機など日本製は優秀だから、例えばコマツとかは業績が上がるかもしれない。

 

むしろ、国内経済への影響は日本政府がどうなるかが大きいのではなかろうか。どうなるかって言っても、もうどうにもならないだろうな。金利がどうなるか。上がるでしょうね。上がるとどうなるか。国際の利払が増える。予算が組めなくなる。バラマキができなくなる。国家予算に頼り切っていた産業というか商売が立ち行かなくなる。これはありそうだな。公共土木事業とか、教育とか、電通博報堂の公共部門とか、補助金がないと営業できない交通機関とか。他にも色々あるだろう。ITも結構官公庁の仕事をしているから、これも危ないかもしれない。

 

生き残る、あるいは活気付くのはどんな商売なんだろう。大きいビジネスはイメージが湧かないな。金利も高いんだろうし、本当に必要とされる、本当に生活にとって必需である、そんな商売が浮き彫りになってくる感じはある。八百屋魚屋大工の類だろうか。江戸時代とは言わないけれど明治大正昭和戦前に近いところまで後退する感じかな。ああ、やっぱり実力は必要だということで、寺子屋みたいなものがじわり成長するかもしれないな。

 

来年が混乱の1年だとすれば、復興への第一歩はたぶん再来年以降じゃなかろうか。