20240501 即位5周年

一昨日は昭和天皇の誕生日でしたし、本日は今上陛下即位5周年だと。そして連休明けには「安定的な皇位継承」策に関して最近まとめられた自民党案をベースに与野党協議が始められることになっています。6月にはなぜか天皇皇后両陛下が国王も王太子妃も病気で大変な(と言われている)英国を国賓として訪問する予定が発表されるなど、何か臭う感じがします。

 

自民党の検討会(麻生が会長)の案は①女性皇族は婚姻後も皇族の身分を維持、②旧宮家の男系男子を養子縁組で皇族とする、の2つが柱だと報道されています。

 

①が通れば愛子さまは結婚しても皇族のままになる。それはいいよと各政党が言っているようです。が、愛子さまのご主人や子供を皇族として認めるかに関しては意見が割れているそうです。賛成派は立憲民主党、反対派は自民、公明、維新、国民民主だと報道されています。共産党は、そもそも天皇も女性でいいじゃないかという立場だそうです。②に反対しているのは立憲民主党立憲民主党の立ち位置って結構はっきりしてるんですね。

 

私自身は、皇室というものがこれからどうなるかわからないぞ、明治以降の徳川家みたいになる可能性だってあるぞと思っていますが、上記①の論点には別の意味で関心を持ちました。

 

仮に愛子さま眞子さまだったとしましょう。自由恋愛の結果です、いけないんでしょうか?とか言って小室某と無理やり結婚してしまいました。そんなことが愛子さまにも起きたとします。改正後の皇室典範に従って、ご主人も皇族になります。その子供には皇位継承順位がつきがます、そんな展開を認めるかどうかという話で、立憲民主党はそれでも構わねーよと言っている。そういうことですよね。

 

普通の日本人が常識的に考えれば、長男長男で繋いでいくのがなんとなく安心感があると思います。それは馬鹿馬鹿しいよという人もいるかもしれないけれど、日本で育つ長男はある種の家庭内的、社会的プレッシャーを常にかけられていくから、そんなに変なことはしないという安心感というか、暗黙の文化的了解はあると思わざるを得ません。それがないというなら、話は違ってきます。

 

それ以上に、系統が絶えたら他国の王族に来てもらおうという世界があるとすれば(実際あります。イギリス王ノルマンディー公ウイリアム。今の英王室はドイツ系。以下欧州では常識)、②は皇位継承者母集団の国内確保を拡大しない、①は女性皇族と他国の王族などが婚姻した場合にその外国人も皇族になるし子供は皇位継承権を持つ、そんな展開すらありうるわけでしょう。仮の話、デンマークのイケメン王子(実際いるらしい)が愛子さまとご結婚!とか女性週刊誌が騒いだらどうなるか。まぁステキ、とか言い出す人が全くいないかどうか。わかりませんが私は違和感を持ちます。遅れてますかね。いずれにせよ、立憲民主党は私が考える、あるいは感じている意味での「日本」的じゃないな。危ない部分がある。

 

流れで立憲民主党の話になってしまったので、ついでに。さっきネットを見ていて気になったのは、どうも私の見立て違いで東京15区の衆院補選は怪しいみたいですね。KAITOさんのXの4月30日の投稿で開票経緯が示されていて、22時30分(開票率71%)に酒井菜摘、飯山あかり、須藤元気は22,500票で並んでいた。40分後の100%開票時には酒井4万9千、飯山2万4千、須藤2万9千と酒井だけが異常に票を伸ばしていると。そもそも開票作業開始時刻にNHKが酒井当確と報道した。いつものパターンではないかと。

 

プロレスかもしれませんね。。。。自民党を引き摺り下ろせばいいという話ではないので、立憲民主党も、気をつけて見ていきましょう。