昨日、一番驚いたニュース。「アメリカ下院がイスラエル(国)に対して143億ドルの緊急援助法案を可決」
投票の内訳を見ると
共和党:賛成214 反対2
民主党:賛成12 反対194
https://twitter.com/disclosetv/status/1720198065439584684
私の今までの理解では、①共和党はほぼトランプが掌握した、②トランプはイスラエル(国)に対して批判的である。特にネタニエフとの関係は良くない。自ら主導したアブラハム合意に見られるように多宗教が併存する中東を望んでいる。③従って共和党は明らかに民族浄化を指向している今回のイスラエルの行動に対してはネガティブ(なはずである)、だった。
その構図を頭に置いて今回の投票結果を見ると、混乱する。さて、これは何なんだろう。
一方でウクライナを強烈に支持してきた民主党は、なぜかイスラエルへの支援法案への反対票が圧倒的に多い。これまた何故なのだろう。
ネットには議会での議論の動画が見られるけど、英語だからわからない。仕方なく日本語のニュース解説を漁ると、これは共和党が提出した法案であることがわかった。ポイントは、この予算はイスラエル支援に限定したものであり、ウクライナは対象外だということらしい。民主党はウクライナにも支援をしろという主張なので、この法案には反対したと。これから上院で審議されるが、上院は民主党多数なので、この法案は通らないだろうとの予測まであることがわかった。バイデンもイスラエルに限った支援の法案には反対で、もし議会を通過したら大統領として拒否権を発動するぞと言っているらしい。
ふーむ。
そうか、まだウクライナが燻っているんだな。
民主党にとって、ウクライナはそこまで重要なんだ。それを知っていて共和党は意地悪で?アメリカが支援するのはイスラエルだけだぞという法案を出してきたと。これって、やっぱり政争なんだろう。あるいは、ある種のデクラスか。それにしても、だからと言って、イスラエル緊急支援法案とは。。。難解すぎて訳がわからん。