20240218 身近な時空間伸縮

私の住まいは東京の南部で、午後3時以降は羽田空港離着陸の飛行機が上空をひっきりなしに飛ぶようになりました。そのほとんどは北の板橋、新宿方面から南下して着陸しようとするものです。

 

ここから先は、周りの人にそう言ったら一笑にふされた内容なのですが、飛行機って遅いんだなあと。乗った時の記憶では、特に着地時などは猛スピードで前進している感じがしますが、自分の真上を飛んでいる飛行機は遅いなあとしか感じない。ほとんど進んでないじゃん、と思うのですが、周りが言うことには、いやそれは背景が大空だから、基準になるものがないから、いくらでも遅く見えるんだよと。月だって猛スピードで動いているのに遠いから止まって見えるでしょ、みたいな。ぜんぜん納得できない。

 

というのが昨年までの話で、今年に入ってから感じたのは「おー、速くなったじゃん」というもの。なんだよ、やっぱり飛行機速いよ。そう。昨年までと比べれば見違えるように上空での飛行機の速度が上がった。でももう馬鹿にされるの嫌だからずっと黙ってました。

 

で、昨日上空を見たら、またちょっと遅くなったような。

 

一体何を言いたいんだお前はと言われそうですが、この時空間の伸縮に関して、私はもう不思議に思わなくなったなあということです。そう、これは勘違いとか、頭がおかしくなった、感覚が狂った、そういうことではない(いや、逆にいうとそういうことかもしれない)。自分の感覚と自分の外部環境は、どういう形かわかりませんが一体化しているところがあって、時々歪むし伸びたり縮んだりする。時間もそうで、熱中すれば速く進み、退屈すれば遅く進む。ボクシングでも、1ラウンドの3分は選手にとってとてつもなく長いでしょう。

 

そして今朝、話題の井上正康先生の動画を見ていて、同じ毒を体に入れても人によって反応は全く違うと。同じ会場で例の注射を打って即死の人もいれば(ハイレスポンダーというそうです)、プラセボじゃないのを5回、6回、7回打ってもピンピンしている人もいる(ノーレスポンダー)。確かに自分の周りをも見てもそうですね。ほぼ即死もいた。7回目が一番効いたな、副反応キツかったとか言ってゴルフ毎週やってるおじさんもいる。井上先生によれば、免疫は一人一人違う、それは腸が担っていて、食べるものや腸内細菌なんかで、全然違うんですよとのこと。

 

以上の話の組み合わせとして、世界はどっかで個人と繋がって客観的でなく主観的に伸縮するし、その個人は一人一人みんな違うんだとすれば、個人ごとに世界があるというふうにならないか。世界は観察者と一対であるというような話が量子論界隈であるようですけど、理屈で難しく突き詰め始めると時間がかかってしょうがないだろうしたぶん一生わからない。私が言いたいのは、理論的なことではなくて、現実に例えば空飛ぶ飛行機を見ていてもそれって事実でしょということなんですが。で、それを前提に話を進めていくと、唐突なようですが、ヒトの意識って何、という重要なところに少し近づけるような気もするのです。