20240212 3年半の個人史

3連休も本日最終日。天気もいいし外に行こうと思っていつつもその前にネットを見てしまうのは習慣化しているからですね、私のことです。

 

明確には覚えていませんけど2020年10月くらいからかな、やはりアメリカ大統領選挙が気になったことから、仕事から帰るとネットを毎日見るようになりました。バイデンジャンプからはもうその理由なり背景なりが知りたくてそれこを貪るように色んな情報を集めようとした。しかしそんなことに関心を持っている人は少数派で、例えば職場で話題にしても反応する人はほぼいない。それでますますネットにハマったのだろうと思いますね。こんな大事なことなのに、話し相手がいないという。そのうち、自然に早起き、早朝にネットでチェック、が習慣化した。

 

あれから3年半、1300日。1日1時間として1300時間!?も費やしてきたの??しばらくしてこのブログも書き始めて、日記ということだから毎日書くのかなと考えて、1日30分は費やしているからこれで600〜700時間は使ってきた計算になります。合わせて2000時間か。まあ、大事な人生、馬鹿なことやってんのかもしれません。2000時間、強制もされずに勉強したことって今まであったかな。情報を集めて、自分の頭で解釈しようとして、その結果を1500字くらいにまとめるわけだから、小レポートくらいの作業にはなりますよね。それを3年強。毎日やって何が身についたんだろう。

 

何気なく選んだブログ名は修行者でした。それは、当時の自分の心情からして、なんか生きる軸みたいなものがないなあ。あればこんなにフラフラしなくて済むんだろうなあ。他人から言われたことが全部正しく聞こえる。自信持って何か言われるとそうなんだろうなあとつい思ってしまう。そういうことではダメだから、何か「コレ」という芯が欲しい。それを身につけるには修行しかない。お釈迦様もキリストも修行をして悟ったというではないか、みたいなノリだったかな。世の中で、何が正で何が邪なのか、それがよくわからなかった。だから、人に対して「それは良くない」とか「こうしたらいいよ」と確信を持ったことが言えない。その状態から脱したかったという言い方もできるような気がする。

 

そう思う気持ちを引きずったまま、この騒動(まさにそれは目の前で、大統領選から始まった)に遭遇してしまって、これも修行だ世の中のことを学ぼうではないか、そしてそれは結構面白いではないかと思ってネットを見続けた結果、初心に戻ると、なんだ、何が正で何が邪であるかなんて、ほとんど誰もわかってなかっただろ、というところに来てしまった。あの、自信満々で「こうしなさい」「これをやってはいけない」とか指導してくれていた人たちは、みんな(たぶん全員)、ただそう言っていただけだったんだな、と。あるいは、悪い奴がいて、単にポジショントークしてただけだったんだな、と。

 

3年半といえば、それなりの年月ですよ。2000時間と言えば、それなりの投入量ですよ。で、何が見えてきたかといえば、寄る辺は社会にはなさそうだ、という程度の話で、これは脱力するけど、やはり重たい。そうか、自分で考えるしかないんだな。あと、神意を推察するしかない(これも自分で考えたり感じたりするしかない)のだな、と。あるいは、これまでそういうことを考えた人を探し出して参考にする。でも参考にした後はやっぱり自分で考えないといけない。

 

想像するに、同じような経緯を経て、同じような感覚に陥っている人、多いんじゃないでしょうか。ある意味、途方に暮れるというか。

 

これが大変だから、多くの場合、外から指針が与えられて、それに従うことを選んでしまうんだろうなと。それも、嬉々として。楽になったなあ、という感覚かもしれない。

 

最後に時事ネタですけど、トランプが変なこと言ったみたいですね。バイデンの黒幕はオバマだ、あいつがアメリカを動かしている、と。これ、発言意図がちょっと気になります。