20240128 テキサス州兵vs連邦軍の可能性

テキサス州はメキシコとの国境を持ち、いうまでもなく不法移民の流入場所となっていて、トランプ政権が国境の壁を建設することが物議を醸していたことは周知の通り。

 

今でも不法移民は引きも切らず、アボット州知事は堪り兼ねていわゆるカミソリワイヤー(有刺鉄線の針金部分がカミソリになっているらしい。軍事用と言われます)を張り巡らせるよう州兵に指示したとのこと。

 

日本の感覚ではよくわかりませんが、アメリカ合「州」国には、それぞれの州に独自の軍隊があるとのことです。テキサス州の州兵はおよそ2万人。全国全州を合わせると州兵の人数は45万人という報道があります。指揮命令系統は、連邦との関係がよくわからないのですが(ベトナム戦争などに出兵した例があるとのこと)、平時は当然、州知事の命令で動くはずです。

 

ここで待ったをかけたのが民主党バイデン政権。カミソリワイヤーはいかがなものか、ということで設置されたフェンスを撤去せよとテキサス州に意見。そんな危ないフェンスを設置し続けたらむしろ「安全ではない」と。これを受けてアボット知事は、何を無責任なことを言ってるんだ!と憤ってみせ、万が一の事態が起きてもフェンスは設置し続けるぜ、とインタビューで答えているそうです。

 

州兵について掘ってみると、元々は植民地時代に組織された民兵だとウィキに書いてありました。そんなに古い歴史を持っているのね。なるほど、これで、植民地時代〜独立戦争南北戦争1871年法、といった、昨日少し概観した流れにつながってきました。

 

連邦政府連邦軍ていうものが独立より後にできたものであるとすれば、そしてそれが1871年法によって英国というか国際金融家たちに乗っ取られた政府であるとすれば、それ以前の土着のアメリカが反旗を翻すというか元に戻そうではないかと立ち上がるのはありうる話であると。そして、そうすべきだというのが今回の設定ですから、当然ながら民兵由来の州兵は連邦軍と対峙する可能性がある。それを、国境のフェンスをめぐって、具体的に見せているわけですね。

 

どういう展開になるのかはわかりません。並行して、トランプは911がフェイクであると言い始めました。バイデンは大統領選挙から離脱するぞとも言っているらしい。この2月は、かなりの大詰めになる予感があります。横道にそれますが、並行して起きている株高。お金界隈の人たちは売り抜ける気満々だと思います。もし2020選挙の真実が明らかにされ、バイデン弾劾(実際に共和党がしつこく仕掛けている)などの事態になったら、4月の岸田国賓待遇訪米はどうなるんでしょうか。またこの事態推移が日本に及ぼすであろう影響も考えておく必要があります。私も考えます。