12月の初旬、突然、田中真紀子さんが記者会見。こんなことを話していた。
・国会議員は月給126万円、調査費100万円もらっている。月額ですよ。
・大臣には手当が出る。自分が外務大臣の時は月額30万円だった。
・官房長官の部屋に金庫がありお金が取り出せる。なくなると誰かがどこからか持ってきて補填する。これが官房機密費。
・使い道は、野党対策。そして飲み食い。
・地方の知事、市町村長、地方議員が国会議員に集る。金くれとしつこい。渡さないと、次の選挙で票を集めてやらないぞと脅す。
・国会議員も減らしたらいいが、こんなことなら地方議員も減らすべきではないか。
関連動画がいくつもあって、日付はよくわかりませんが、こんな発言も聞けます。
・コメントは差し控えるというなら議員をやっている意味がない。
・野党は経験がないのだから政権をとってうまくいかないのは当たり前。
・時間をかけて、政権交代が可能なように複数政党を育てていくことが重要。
・それまでの間、未熟さ故の失敗は仕方がないと思うべき。
動画は、検索すればすぐに出てきます。
そして1ヶ月後の昨日、目白の田中角栄邸が全焼したとの報道。朝日新聞の電話取材によれば、田中真紀子氏は「線香の火を消し忘れた」と話していたとのこと。
私のこのブログを好んで見にきてくれるような方であれば、世の中に、特に政治の周りでは、偶然ということはあまりなさそうだなという感覚をお持ちだと思います。本件についても、真相を知ることは当面できないにせよ、時系列的には非常に考えさせられるものがありますね。私の感覚では、線香の火というのは消すものではないだろうとなりますが、普通どうなんでしょうか。危ないから自分はLEDの線香にしたぞという書き込みがYahoo!ニュースのコメント欄にあり、共感するが4万近くついてました。
政治の世界を熟知しているであろうご本人が「線香の火を消し忘れたのが原因かもしれない」と仰るなら、それはあらゆる可能性を思い描いてのことでしょうから、私ごとき第三者があれこれ邪推したことを披露することは控えたほうが良いのかもしれません。が、後味が悪い。
戦後の一時期もそうだったようですが、混乱期には不可思議な事件が頻発します。正月からの異常事件の連続はやはり異常です。ただ、一つ一つは世界史的な流れから言えば、(被災された方々には大変申し訳ない表現になりますが)小さなものなのかもしれません。
大きな動きに注意すべきとは思っているのですが、それは一体なんなのか。日本に関して言えば、自民党の滅亡はほぼ確定の気がします。多少の時間はかかる可能性ありますが、もう民意は十分に離れているから、数年とはかからないのではないでしょうか。それでも自民党存続となれば、それはそれで国民にとっては悲惨な事態だ。ひと月前に田中真紀子氏が言っていたように、時間をかけて日本の政治を作り直す時期、と考えることも必要でしょう。