20240507 日本政府は米国債を売れるのか

ゴールデンウィーク終わりましたね。昨日は久々に愛宕山に登って来ました。日比谷線神谷町駅から徒歩10分くらい。帰路に愛宕山ヒルズと虎ノ門ヒルズを回りましたけど、やはり中国人観光客は少なく(向こうの連休が日曜日に終わったので帰国した人が多かったと推測)、代わりに?東南アジアや中南米からと思しき家族連れやカップルが目立ってました。しかし思うに森ビルやりすぎじゃないですかね。こんなに超高層をたくさん建設してどうするのだろう。都心の空はどんどん狭くなっています。

 

久しぶりに副島隆彦さんがブログ更新し、鈴木財務大臣が4月12日の衆議院財務金融委員会で「円買いドル売りの為替介入の原資として米国債を売却しドルに換金するのは難しいのではないか」と問われ「米国との関係で売却できないということはない」と回答したという、4月22日付日経新聞の記事を紹介しています。私もこの記事は見ました。妙に記憶に残っていたのは、かつて、米国債を売るかもと発言した日本人政治家は悉く不審死していったという説を読んだことがあったからです。例えば橋本龍太郎さん、中川昭一さん。鈴木大臣も、このことを知らないわけでもなかろうに、と。

 

ここで初めて鈴木俊一とはどういう人なのだろうという興味が芽生え、少し調べてみると、1953年生まれで東京都出身、父親は元首相の故鈴木善幸氏。父親引退直後の1990年に岩手1区から初当選、その後10選。当初は宏池会に所属するも一旦無派閥となり、現在は志向会(麻生派)。麻生派閥会長は姉の夫つまり麻生は義兄。麻布高校では中川昭一と同級。wikiによればタバコを制限する健康増進法改正に反対、夫婦別姓に反対、女性宮家創設に反対、日本のTPP参加に反対。なるほどね。

 

ということは、麻生が先日トランプと面会したことと繋がっているのでしょう。このまま鈴木大臣が不審死とか体調不良やスキャンダルで退任とかにならないとすれば、そうか、売ってもいいんだという空気が出てくる可能性がありますね。私は、麻生という人は率直に言ってなんなんだこの人はと思うところも大きいのですが、ある意味で日本の要の部分に据えられている存在(役柄:演者複数)なのかも知れないなと考えるようになりました。

 

上掲の日経記事によれば日本の外貨準備高は3月末で200兆円、その3割が現金預金、7割は米国債だということです。ならば数兆円の介入原資としては十分なんでしょう。また同記事は、すでに2022年秋の円買い介入の時に米国債を売却してドルを調達した可能性もあるとしています。

 

米国イエレン財務長官は、先日、介入があったとされた日の翌日あたりに「米国に事前に言ってこい」と日本政府に対して苦言とも取れる発言をしたと報道されました。電話で伝えればいいじゃないね。公開で行われることは全部プロレスではないでしょうか。米国債を大量に持っているのは他に中国とサウジですが、日本がこうやってチョロチョロと売って大丈夫だ殺されないとなればサウジも中国も売るんでしょう。

 

そういうこともありうるぞ、という報道の流れかと思います。