20240516 スロベニア首相狙撃事件

スロベニア首相のロベルト・フィツォ氏が銃で撃たれ病院に搬送。犯人は現行犯で取り押さえられたとの報道。

 

不勉強でこの首相のことを知りませんでした。1964年生まれ、法律家。23歳でスロバキア共産党に入党、いくつかの政党遍歴の後、35歳で新党「方向・社会民主主義(SMER)」結成し党首に。2006〜2010年、2012〜2018年と過去2度にわたって首相を務め、2023年10月に返り咲き3度目の首相任期中。

 

スロベキア政界の大物と言って良いでしょう。ネット上では、彼の主義主張、発言を多数拾うことができます。私が見た中では「タマホイ」さんの昨日のXへのポストに貼られている10分間ほどの動画が、フィツォ氏の生の声を聞くのにとてもわかりやすいものでした。以下、まとめてみます。

 

・西側諸国のウクライナ支援には断固反対。ロシアに制裁を加える際には、その制裁が自国にどのような影響を及ぼすのかよく考えてからやるべきだ。(ロシア制裁して困っているのは西側諸国ではないのかとの趣旨のようです)

・前政権のコロナ対策は非常に非効果的かつ不透明だった。自分の政権では、なぜ、何が起きたのか全面的に明らかにしていく。

パンデミックとの戦いを管理する上で主権国家を犠牲にしてWHOの権限を強化すること、すなわちパンデミック条約の締結に断固反対する。

・一部の偏向メディア(政権転覆に向けた扇動記事、偏向的報道)への非難。

 

つまり、私たちのような?陰謀論者、懐疑論者の意見をそのまま政府トップが発言してしまう国がスロバキアだったのかと初めて知りました。

 

なお狙撃現場の動画も出回っており、その様子は奈良で暗殺された安倍のシチュエーションと酷似しています。会合を終えたフィツォ氏が建物を出て、フェンスの向こうに見えた支持者のところに声をかけに歩いて行きます。SPがなぜか出遅れます。フェンス際に到着したフィツォ氏がいきなり蹲り(撃たれた)、それを見て慌てたSPが氏を公用車に搬送すると共に、犯人を捕らえます。狙撃の瞬間のみ、非常に警備が薄くなっています。

 

私の見立てでは、もうコロナは情報開示の方向なのだろうという気がしていて、狙撃された主因はパンデミック条約のほうかなと。それにしても、外野にいて好きなことを言っている分には良いけれども、政治的に責任を負う立場は命懸けだと改めて思い知らされました。自公もその辺は十分に認識した上で、楽な金儲けに走っているのでしょう。