ここに駄文を書き続けている理由というか動機を考えると、今日常生活の中で、こんな話をしても聞いてくれる人がいないからだろうなと自分で思います。いない。いるのかもしれないけれど見つけるのは簡単ではない。裏返せば、少なからず毎日、読んでくれる人がいるようだから嬉しくて書き続けてしまっているとも言える。
読み返してみると、内容は薄いですよね。自分は情報を取りに行かないし、目の前で起きていること、報道されていることをまず受け止めて、これは一体なんなんだろう、と考えてその過程や多少の結論をグダグダ書くだけで。
何回か書いたけど、勤め先で職域接種に反対したんですよね。それで居づらくなった。周りは、この人おかしい、と思ったようで、役員からは罵倒されるし、蓋を開けてみたら９割の社員が接種しました。奥さん子供を連れて家族で接種してた人も少なくなかった。他は混んでるとか言って。ああ、自分は独りよがりだったなと。そういう集団だったのなら言っても無駄だったのかもと。
ロシアがウクライナに対して特別軍事作戦？を始めた時には勤め先でウクライナ支援の募金が始まりました。もう、やめとけ、とは言わなかった。そんな中で、バイデンは本人だと思うか、とか、プーチンの演説内容は立派だと思わないか、とか、温暖化は怪しいだろ、とか、普通には話せない。相手を慎重に選ばないと、あいつやっぱりおかしいとかになる。
別に、勤め先だけの話ではないですよね。家族もそうだし、親戚縁者もそうだし、習い事をしているお仲間たちもそうだし、学校の同級生同窓生の集まりでも気を使う。自然に、思ったことを話せない。それを口に出した途端に、なんとなくその場、その集団の中に居づらくなる。
要するに、ああ、自分は孤独だなあと感じるわけですよ。
ネット空間の中には、同じような考え方、同じようなものの見方をしている人が多く存在することは感じています。で、おそらく、彼らも、日常生活の中では多少なりとも孤独なんだろうと推測する。
どちらが正しいとか間違っているとかいう話にしてしまうと、ますます自分が孤独になりそうな気もしないではない。多分、世間的に円滑に生きていくためには、あっちの方が正しいんだろうなと感じます。大人というか。周りに合わせて生きていく。そういうことが、自然にできたらどんなに楽だろうか。
これから、多分ですけど、多くの人たちが、ワクチンは生物兵器だったとか、これを国民に打たせた政府や製薬会社はけしからんとか、シオニズムは諸悪の根源だったとか、ロシアは偉いとかウクライナは腐敗国家だったとか主張し出す可能性がある。そうなったときに、やっと正直に話せる時が来たね、と自分が嬉しい気分になるかというと、それはないだろうな。主張を変えた多くの人たちは、引き続き周りに合わせているだけの大人の集団かもしれないからね。
そう考えると、周りに合わせられない自分は、必然的に孤独にならざるを得ないのかもなあと改めて嘆息しながら、ずるずるとここに駄文を書き続けることになるのだろう。
