BBCのニュースサイトが、ガザの大きなビルディングがイスラエルの砲撃で倒壊する動画を公開している。
なんの気なしに見ていると、ああ戦争は嫌だなあ、で終わってしまうが、もうそういうわけにもいかない。どうして砲撃される前からそのビルを撮影しているんだとか、突っ込み方がいろいろわかってきたから。
もうそれだけでこれはフェイクニュースというかフェイク動画とわかるのだが、疑問はまだある。倒壊の仕方が911スタイル、つまり計画的な爆破解体のようなのだ。具体的にいうと建物の内部が下の回から規則的なインタバルで次々に爆破されて、建物は周囲に瓦礫を散乱させることなく、縦に崩落していく。こんなに後始末が楽な、都合の良い倒壊の仕方は、敵の砲弾を偶発的に受けた場合には決し起こらないだろうなと感じる。
想像は膨らむ。なにしろ報道がBBCである。イスラエルの蛮行を世界に広めてどうするのか。イギリスはイスラエル支持ではなかったのか。謎である。
この戦争？は、それ自身がフェイクかもしれないな、と感じるところもある。50年前の、何回かに渡った中東戦争は、それこそ世界を震撼させた。今回は、その緊張感がまるでない。ウクライナの時でさえ、G7協議しただろう。それもない。
イスラエルが油断して（ホントか？）、ハマスに侵入され市民が殺されたり拉致されたりした。それに報復するためガザの封鎖を強め、ロケット弾で反撃しているという設定だが、そもそも油断するなよという話で、これは真珠湾攻撃と同じく、油断したふりをしてわざと攻撃させたんじゃないかとの指摘が結構な信憑性を持って語られている。自分もその可能性大いにあるだろうと思う。
報道は大部分が信じられないな。映像も、じーっと見ているとおかしなものが多い。真実は報道されない。配信される文字、画像、動画を材料にせざるを得ないが、その意味、背景、示唆などは自分で考えないといけない。
ただ、そういうことに、我々はずいぶん慣れてきた感じもするのだ。今回の場合は911のビル倒壊を見ていたからピンとくるところがあった。そういう目で見ると、確かにおかしい。911の時は全くわからなかったトリックだから、一歩前進かもしれない。
ハマスとイスラエル、ヒズボラとイスラエルの戦争？は、おそらくかなり高い確率で、フェイクだと感じる。ただただ戦争で弾薬や戦車を使ったり壊したりしたい人たちがいることは確かだろう。イスラエルの弾圧があってこそのハマス、ヒズボラという側面もあると思う。こういうのは意外でもなんでもなくて、自民党あっての社会党というか、人種差別あっての公民権運動というか。
こうして短期的には戦争予算が盛大に使われ、そのファイナンスをするために日本政府は増税を続けるんじゃないかとの見方もある。中長期はどうなのだろう。エゼキエル戦争が始まったとする人もいるが、ならばイスラエルが勝利だね。でもそうなのか？パレスチナこそ実は真実のイスラエルだった、とか、エゼキエル書でのイスラエルは地名ではなくて実は「善き人々」を表す言葉であり、自爆したり自然災害で破滅していくゴマグの集団は実は「善き人々」に襲いかかってきた勢力全体だ、ということにならないのかな、と考えています。
