20220909 英女王死去に思う世界線の変化

政治的重要人物の健康状態とか生死は実は正確に公表されるとは限らないと自分は疑っている。武田信玄の死を隠し通そうとした話を物語にした影武者という映画があったけれども、あれは近代以前のことでしょと済ませられなさそうな事例はあるのだ。

 

たとえばガッカリ会とも呼ばれるあの団体、トップの人はもう何年も公の席に顔を出していないし、年齢も90を超えていて亡くなっていても全くおかしくないのに触れられない。それはね、団体内部の結束を維持するためにということはわかるんだけれども。人が死んだら報告しないといけないでしょ、死亡診断書が必要でしょ、というのは被支配層に向けての話であって、支配層においては別の論理が優先するという考え方は知っておいて損はないと思う。ただ、人の寿命は長くて120年と言われるから、持たせて精々これから10年くらいなんじゃないのかな。

 

政治的に重要な人を政治的に死亡させるということもある。7月の安倍氏。街頭演説中に撃たれて死亡、というニュースが流されれば仮に本人が生きていたとしても再登場は難しくなるだろう。ケネディもそうだけど、なぜ衆人環視のもとでテロが行われそれが映像や動画で記録されるのかというと、その人を政治的に消し去るのだという意思が働くからに違いないのだ。

 

そうでない場合はどうなるかというと、本人の死亡は公表されず、別人が本人役を代行する。殺された安倍さんも別人だった説がある。耳の形が違うとか。バイデンもプーチン習近平もトランプもみんな何通りもの顔を持ってる。複数人で回しているのか、既にオリジナルはいないのか。日本の現首相も別人説がある。オリジナルは昨年11月に亡くなっているとも指摘されている。確かに、首相官邸に入ってくる時の歩き方が去年と違うなと自分も思っていた。肩を揺らすところに特徴があるのだが、その揺らせ方が安定しなくなった。

 

なので、今のウクライナ情勢を考えるとボリスが退陣したりエリザベスが死んだりすることはあちら側にとって痛手だし、もしオリジナルあるいは現在の代行者にもしものことがあったとしたら切り抜ける手段はあるはずなのだ。それが、意外にあっさり王室の発表として亡くなったことになった。

 

ニュースを追ってみると、BBCは一回発表してすぐにその記事は削除されたようだ。その後、王室が発表して隠せなくなった。この辺りの微妙なディテールも味わい深い。

 

世界線が変わったなあとつくづく思う。隠し事をしない世界線に来たようだ。しないというか、することは良くないという価値観が強い世界線ね。これたとえば1年前と全然違うでしょ。何やってもバレなきゃOKの世界線がひっくり返った。ということは、既に亡くなっている人はもう亡くなってますと知らされるんだろう、これからどんどん。だって英女王がそういう扱いを受けてるんだから。このタイミングで。他の人が隠し通せるはずないと思うけどね。