ユーラシアは4つに分けて考えるとわかりやすいと自分は思う。北から時計回りにロシア、中国、インド・中東、欧州。まあどう見てもここが地球社会の中心だ。
英米は新興勢力と見る。これまでユーラシアにひどくちょっかいを出してきた。英のインド支配が典型例。地政学的に、ユーラシアが陸、英米を海の勢力と捉えてもいいんだろう。
500年、海の勢力が優勢だったわけね。
それまではユーラシアが中心だったと言って良いと思うし、今話題のタルタリアはその具体的な表れだと思いますが、移動革命で海が優勢になった。
歴史的な対立の主役は英露だったと思う。いわゆるグレートゲーム。しかしこの2国の関係は複雑で、ケンブリッジファイブとかロシアも攻めていた。かなり深くまで入っていた。
英は地道に植民地を増やす政策をとった。インド支配は関連記事を読めば読むほど憤りが止まなくなる酷いものだ。インド人はよく耐えたと思う。
今でも海と陸の対立は続いているけれどもこの1年、陸の優勢はかなり明らかになったと思う。
もう一つの要素としてイスラエルがある。ユダヤ人のことだが、ケストラーによれば今のイスラエルは偽ユダヤであって、そこにいるのはウクライナ人だと。古代のハザール国にいた邪悪な民族がある時代に一斉にユダヤ教に改宗して、なりすましユダヤ人として世界に散ったそれを集めるためにイギリスが現在のイスラエルの地を指定した。集まってきたのは偽ユダヤ人でその多くがハザールつまりウクライナ周辺出身の偽ユダヤ人、ケストラー的に言えば第13支族だと。彼らの祖国としてウクライナは特殊な意味を持っている。陸と海の対立の中では、この2つつまりイスラエルとウクライナの争奪戦はこれまた特別な意味を生む。
プーチンはイスラエルが偽ユダヤであることを知っている。だからウクライナ攻撃に躊躇しないしその先にはイスラエル攻撃も視野に入っている。
聖書の最大のポイントはユダヤ人の行く末でありイスラエルが壊滅させられたら聖書の予言は外れることになる。しかしそこにいるのが偽ユダヤ人だとすればどうか。
おそらくだが海側は今イスラエルにいるユダヤ人には正統性があるという立場だろう。これが、実際には「ない」となればロシアがこれを滅ぼしても聖書主義者から見ても何の問題もない。フェイクが暴かれるということに過ぎない。
となると、聖書主義者にとって次の問題は本当のユダヤ人はどこにいるのかということだ。これは、一番それを気にしているはずのイスラエル政府が国費を使って調べ上げているという。日本も候補の一つらしい。
ユーラシアは優勢である。そして今行われている戦いが上記のようなものであるとすれば、海側の頭目である英女王の死去が「公表」されたことの意味は意外に大きい。もう負けました、という意思表示とも取れるからだ。知らないけど、イスラエルは狼狽えているのではないだろうか。