20240617 沖縄県議会議員選挙など

迂闊にも昨日が沖縄県議会議員選挙投開票日だとは知りませんでした。今朝、結果を見ましたけれども、なかなか理解できなかったので以下に整理してみます。

 

沖縄には玉城デニー知事を支持する与党「オール沖縄」と、反対する「野党・中立」に区分することができ、今回の選挙で「野党・中立」が「オール沖縄」を上回り過半数を獲得、玉城デニー知事は今後苦しい議会運営を強いられる、というのが報道の内容です。

 

私はまずこの「野党・中立」が一般名詞なのか固有名詞なのか面食らいました。そして中央政界の自民公明などとはどういう関係になるのだろうかと。どうも「オール沖縄」は共産、立憲、社民、れいわの複合体のようですね。新聞は「左派」としています。デニーに賛同して辺野古に基地は作らせないぞと頑張っている勢力のようです。一方の「野党・中立」とは野党(自民)と中立(維新、公明)をまとめてそう呼んでいるんですね。そういう意味では、私には紛らわしかったのですが「オール沖縄」も「野党・中立」も自称か他称か知りませんがそれぞれの立場をそう呼んでいるだけで、組織体ではないようです。

 

で、これまでの地方選では自民公明が負け続けでしたが久しぶりに自公が議席を増やした選挙として注目されているようです。ただ、辺野古基地問題はちょっと捻れていて、公明党は反対しているんですね。だから、デニーにはダメ出しされたけれども、辺野古もダメだと。当選者数をイシューごとに整理するとそういう結果になったみたいです。陰謀論界隈では今、自公をとことん叩く流れですが、さすがに沖縄のデニー共産党はまずいだろ、だけど米軍基地もね、っていうような県民の総意みたいなものが数字に現れたということでしょうか。

 

まあ、日本国まして沖縄県が賛成しようが反対しようが米軍が聞くはずもなく、そういう意味では選挙結果はある種の意思表明(だけ)にしかならないとは思いつつ、沖縄の皆さんも選択日が貧弱で苦労されたのだろうなあとお察しします。

 

世界を知るには沖縄を見るより今はスイスですかね。ウクライナ主導の平和サミットが終わり、各国固有の領土を侵すなみたいな内容を含んだ共同宣言が採択されました。新聞テレビは平和に向けた前身みたいに言ってますけど、テレビで現地の様子を見るだけでも、いきりたつゼレンスキーとしらけ切った新興国との対比(ケニアなど賛成せず)は、ああウクライナもいよいよ終わるなあと感じさせるものがありました。バイデンは帰るし、岸田さえ帰国したらしいですね。

 

ということでジリジリとBRICSそしてグローバルサウスの存在感を上げていく演出が進行中ですが、気になる記事としてエドワード・スノーデンがAIはCIAだと発言しているというものがあります。わかる人にはわかると思います。要するにWikipediaのIT版だよと。使えば使うほど洗脳されるから気をつけろと。おりしもAppleは次期のiPhoneから生成AIを搭載すると発表しました。私iPhoneですが別のメーカーの機種も探し始めようと思いました。まあ、だけど機種変しても無駄でしょう(みんな同じことをやるだろう)。やっぱりAIなんか信用できないぞと思い続けることでしょうね。