と呼ぶのだそうです。米国2大政党が、それぞれの大統領候補者を選ぶ州ごとのイベントが多く集まる火曜日、というほどの意味ですね。なぜか民主党のニュースはあまり大きく流れず、ただバイデンが独走しているという小さな記事がたまに目につく程度。共和党はトランプが返り咲くのか関心が集まっているためか、相対的に大きく報道され、そのおかげで我々もニキ・ヘイリという女性を知ることになりました。
実質的に共和党はトランプとヘイリの一騎打ち的な展開となりましたが、まあヘイリが勝つと思っている人は現時点ではもういないでしょう。そこでトランプの返り咲きムードがますます盛り上がって夏を迎えるという、こういう流れですね。
素朴な陰謀論者であった1年前の私であれば、そうだその勢いだ、勝利は目前だ頑張れトランプ悪い奴らを残らず退治してくれと考えたことでしょう。
繰り返し書いてますが、喉に刺さった魚の小骨のように、トランプ個人に関しては疑問というか懸念がありその部分は解消されていません。気付いたのは1年か1年半くらい前のことでした。
その1。なんで彼は統一教会系の集会でゲストスピーチしてるんだ。安倍と一緒に。統一教会創立者夫妻をなんで褒め称えているんだ。解説している人もいました。アメリカでは統一教会はそんなに悪くないんだ、日本でほど悪辣なことをやっておらず、共和党保守派とは昔から相性がいいんだ、と。ふーん。
その2。オペレーションワープスピードって何だったんだ。通常10年かかると言われるワクチン開発に巨額の予算をつぎ込んで半年で上市まで持ってきた政策を行ったのはトランプ政権ではなかったか。これも言い訳の解説をいくつも見ました。実はトランプワクチン(効く)というのがあって彼はそれを開発しようとしていた。途中でDSワクチン(毒)にすり替えられてしまったのだ、というのが一つ。いや、トランプはコロナで都市がロックダウンされると管理社会化が進んでしまうので、それを防ぐためにワクチンを急いだのだ、というのが二つ目。へー。
ということで、私の疑念は晴れていません。彼は、何かを隠している。こんな私でさえ疑問を持つのだから、米国内の接種者は彼に対して大きな疑念を持っていておかしくないでしょう。ということは、地滑り的圧勝は、必ずしもないかもしれない、と基本的には思いますが何しろ相手がバイデンだからなあ。シナリオとしてはトラ完勝なんですかね。
そういえばトランプもプーチンも習近平もコロナでは迅速にワクチン開発に踏み切り、それぞれ半年から1年で上市させたという点で一致しています。今問題になっているのは主に西欧系のワクチンですが、中露ではどうなっているのかな。確かなのは、この三人に等しく命令して従わせるだけの「何か」が世界には存在しているらしいと我々に想像させるのに、これは十分な事象であったということかと思います。