今年の1月1日に書いた文章で、今年1年に起きそうなことを予想していた。
・ウクライナの降伏
・NATO、G7の弱体化(信頼がなくなる)
・米民主党政権の何らかの形での崩壊
・ワクチン禍による大量死
・それが契機となっての大企業の衰退の始まり(経営者が真面目に打っている)
・世界的な金融危機
・BRICSを中心とした経済圏の勃興
・ひょっとして改元あるいは皇室制度廃止への議論の開始
なんだ。ほとんど何も起きていないではありませんか。ていうか、明日の正月元旦に「今年1年はこうなるのではないか」を書くとすれば、ほぼ同じことを書いてしまいそうな。。。
これが2023年だったのかな。何かが起きるぞ、起こりそうだぞ、起きてるぞ、と思いながら、1年経ってみるとほとんど何も起きていない。あるいは、その方向には向かっているけれども、予想よりも随分と速度が遅い。
予想していなかったのがイスラエルでした。明日はどう書こうかな。
今気になるのは、アルゼンチンの新大統領、ハビエル・ミレイです。元々は経済学者らしい。彼の当選をトランプが祝福したというからトランプ追随かと言えばどうも違う。中絶反対、銃所持合法化は近いし、中央銀行廃止論もトランプ的と言えなくもない。しかし一方で、BRICS脱退と通貨のドル化を言っている。その理由は、BRICSは共産主義者の集まりだということ、自国通貨ペソのハイパーインフレが止まらないからいっそ自国通貨を米ドルにしてしまえというもの。実際、エクアドルやエルサルバドルは自国通貨を持たずドルを流通させているとの解説もある。これは注目ですね。少なくとも主権の一部をアメリカに差し出すということだから。単純な話ではなさそうだと思うよ。
トランプ、そしてプーチン、(最近静かな)習近平がこれからの世界を作っていくとして、それがどんなものなのか、注意深く見ていく必要をここでも感じます。それでは、良いお年をお迎えください。