20231230 逆陰謀論

この1年の振り返りですけど、陰謀論という呼び方が少なくなってきたことも感触としてありますね。陰謀論というのは、世界を支配している悪い奴らがいて、日本政府はその命令に逆らえず(あるいは誉められようとして積極的に加担し)、毒を注射したり税金を重くしたり外国人をどんどん国内に入れようとしたり、外国から武器を買う予算を爆増させたりする。というような話でしょ。米国で言えば大統領選挙で不正集計して権力の座をもぎ取った悪い奴らがいる、というような話。で、良識あるとされる人々やメディアは、何を馬鹿なことを言っているのだ、そんな陰謀みたいな話があるわけないじゃないか、しっかりしろ、みたいに嗜めるということになっている。

 

ところが、どうも陰謀論で言われていたことが全部本当だったようだ、例えば自民党を見よ、バイデン政権を見よ、日本の医療を見よ、芸能界を見よ。一部の連中が好き放題やって、全く歯止めが効かない、法律すら無視して良いという集団がいるようではないか、という展開になってきた。そういうこともあって、陰謀論という言葉を使用する機会がまず減ってますね、今年は。

 

一方で、なぜこんなことが起きているのか。個別事象は独立に見えるかもしれないけれど、全部作戦ではないかという仮説もありうる。というのは、宝塚にしてもジャニーズにしても、今回の吉本にしても、自民党にしても、統一教会にしても、特定個人を標的にしているようでいて、狙いは明らかにその「組織」を壊滅させる方向で動いていますよね。この法則に従えば、松本問題は松本問題に終わらないでしょう。必ず吉本ひょっとしたら維新の問題にも発展しうる。ああ、これは、何か日本の既存のある種の仕組みをぶっ壊そうとする一連の作業なんだな、と思うことは、不自然ではないと思います。その延長線上で考えれば、おそらく皇室まで行く可能性すら想定しうる。

 

でも、逆に、ホワイトハットとかQなんていないんだ、何を言っているんだ、それは妄想だ、という指摘もあるわけです。

 

昨年までは、悪い奴らがいて世界を牛耳っている、というのが陰謀論と言われた。今は、良い人たちがいて世直しをしている、というストーリーが新しい陰謀論になってきた。面白いですね。要するに、特定の人々が世の中を動かしている、という論を張ると陰謀論と言われるわけだ。言ってるの誰なんだろうね。CIAという話もありますね。

 

自分は、どちらかといえば、トランプを前面に立てた勢力がやはりあって、彼らは世界の旧システムの一部を計画的に破壊しているという解釈は十二分にありうると見ています。そこですごいのは、例えば今回の政治資金の問題でも岐阜の大野議員を標的にしましたよね。あの人、大野伴睦の孫らしいじゃないですか。これは深い。安倍さんが岸さんの孫でしょ。これも深い。もしこれが作戦ならば、とんでもなく優秀でよく勉強した米国人?あるいは日本人(日本人でここまでのシナリオが書ける人は滅多にいないと思いますが)が作戦遂行側に、要職で関わっているとしか思えない。そこが信じられない。そんなに優秀な人なら、多分いろんな形で既に世に出ているのではないかと思うから。

 

時々書いてますけど、このブログにオリジナル情報はありません。全て、報道やネット情報を見て、あーでもない、こーでもない、と考えを巡らせている過程を記録しているだけです。ですので、書いてあることは全て、根拠も薄弱な単なる仮説です。外れることも多いです。