20231221 あけすけになった世界

これをデクラスというのでしょう。

 

今まで、私たちはちゃんとやってます、何の問題もありませーん、と言っていた人や集団が、次々に、実はこういうことをやっていた、が明るみに出てきている。報道がどこまで正しいか、ということはあるにせよ、当人たちが否定していない部分だけでもかなりのものです。

 

木原氏、ジャニーズ、宝塚、日大アメフト部、ビッグモーター、自衛隊セクハラ、学校や塾の先生(校長先生も逮捕されてた)の幼児性癖、大手損保の談合、輸出大企業の消費税還付金、自民党のパーティとパーティ件販売ノルマ及び裏金マネロン、地方や地元の議員への集り、自民党の海外研修旅行の実態、経済同友会代表の実像、そういえば楽天会長の六本木路上写真とかもあったな。遥かに規模は大きいけどこれまで歴史的に差別されてきた可哀想なユダヤ人の国というイメージで売っていたイスラエルがにガザでジェノサイド。そして昨日はダイハツの審査不正も報道された。エネオスの社長は2代続けてセクハラ辞任だ。まだまだあるけど、ありすぎて一気には思い出せないや。

 

立派な会社(と思われていた会社)や指導的な人々(代議士や企業経営者など)、国柄のイメージ(イスラエルウクライナ)などの裏の顔というか実像が次々に露呈するのを見ることは、ある部分、溜飲を下げる人もいるかもしれないけれど、決して気分の良いものではないと思います。ある種の失望に近い感情が湧き上がる。

 

いや立派(と思われていた)な人や組織や国に限ったことではなくて、例えば普通の人の間でも、相続とかお金が絡む話だと、騙し合いとか壮絶な事態が起こるらしい、というか自分も例はいくつか知っている。それはもう、普段の人格からは考えられないようなことをする人がいるもんだ、と驚くことがある。けど、そのとんでもないことをやる人が、普通の人として普段は生活している。これは怖いよなあ、という部分は、さすがに人生経験から学びました。

 

お天道様が見ているから、隠れて悪いことをしてもダメだよ、と小さい頃には言われたものです。誰に言われたんだっけな。祖母かな。思い出せない。本で読んだだけかもしれないけど、記憶に残っている。が、今私たちが見ているのは、お天道様が見ているなんていう意識は、実は誰も持ってないのかもしれないからこそ起きている事態と言えなくもないですね。

 

他人が見ていなくても悪いことをしてはならない、なんて本気で信じていては、今の世の中、生きていけないかもしれない。ただ、そういう人たちは必ずいるはずで、お互いを探し会わないといけないのかな、どういう人だろう。幸い、自分の家族は悪いことはしない、でも世の中に悪いことをして平気な人たちはたくさんいる、ということくらいはわかっている、という人たちなので、私はのんびりとこんな雑文を書いていられたりします。これは感謝だな。