20231112 少し見通しをまとめておく

いやあ。この3年間、世の中は「ある方向」に向かって進んできたと思っていたが、ここにきて凄くわかりにくくなってきた。ほとんど見通せないけど、備忘のために現時点の自分なりの見通しをまとめておきます。

 

ウクライナ。元々はロシアと米国NATOとの間で、NATOの東方拡大はしないという約束があったとされており、これを無視してバルト3国がNATO加盟、その後ウクライナにまで食指を伸ばしてきたことにロシアが危機感を持っていたこと、さらにウクライナ国内でロシア系住民が虐待されてきたことなどを理由にロシアが侵攻。プーチンはこう言っていて、ミンスク合意などを考え合わせると、その通りかなと思う。バイデン一家がウクライナの利権に絡んでいたことも報道されており、米国が必死で援助しているのはそういう背景もあるのかな、と。だからロシアが優勢に戦いを進めていることは悪いことではないし、ここでロシアが勝利してもプーチンにはさらなる覇権拡大の意図はなさそうだと思われる。ここは、比較的わかりやすいと感じる。

 

イスラエルイスラエルが育てたと言われるハマスが突然イスラエルと交戦。イスラエルは表向き激怒してハマスを殲滅すると宣言し、報道によれば女性や子供、高齢者も含めて一般市民を躊躇いなく巻き添えにしつつガザへの攻撃を継続。流石に人道的にまずいだろうということでG7も国連もやり過ぎだと批判を始めるがネタニエフはいうことを聞かない。従来イスラエルはG7特に米国と親密というかほぼ一体であり、イスラエルが何をやってもG7マスコミで批判されることはまずなかったのだが、ここに亀裂が入ってイスラエル悪者説が拡散している点が謎の一つ。また単独では存続が難しくG7との一体性を維持するのが賢明なはずのイスラエル首相が何を言われてもハマス殲滅の旗を下ろさないのがこれまた謎。プーチンもトランプも習近平も曖昧な(そう見える)態度に終始している点がさらに謎。要するに、ウクライナに比べると構図がはっきりしない。見通しも立てにくい。とはいえ、ハマス単独でイスラエルに勝てるような感じもなく、イランなどを含む戦争に発展するのか、それともイスラエルが押し切るのか、見通しもなかなか難しい。

 

日本。不思議に長閑な庶民生活が続いているが、実際にはワクチン被害、自民公明政権の実像が顕になり、芸能界スポーツ界マスコミ等の派手派手しい業界の実態も露呈、大企業経営者特に経済団体の長のものの考え方(自分達さえ良ければいい、庶民には増税しろ)も明らかになるなど、いわゆる「デクラス」は急速に進んでいて、いま私たち一般国民が「支配層」の実態について持っている知識や情報は、これまでの時代に比べれば比較にならないくらい豊富になった。だけど、繰り返しますが、だからと言ってデモが起きるわけでもなく、私たち庶民はいつも通り、平穏というか平凡に1日1日をクラスだけ。政治家や大企業経営者、芸能人たちがその前で、さらに恥ずかしい自分達の実態を曝け出し続けているという。これも、このままどうなるのか(どうもならないのか)予測が難しい気がしている。庶民生活には何も起きずに、「支配層」だけだ自爆して消えていくような感じもする。

 

なんの理由も根拠もないですけど、大きな感覚として、なんか、悪い方には行ってないような気がするんですよね。よくわからないけど、世の中全体として、良い方向に向かっているという感じはある。良い方向とは何か。うまく言えないけど、争いは馬鹿馬鹿しい、という感覚が広まるというようなことで。わたしも日本で生まれて日本で育って、競争するのが好きな人もたくさん見てきたけど、争いを好まない人の方が多い気がしていて、それが日本人らしいことだとすれば、世界が日本化していくと言ってもいいのかもしれない。