私が小さい頃、可愛がってくれた祖父母がいた。もう四人とも亡くなってしまったけど、なんか、近くにいるなと思うことがあります。
それも、単なる気配だけではなくて、何か自分に良くないことが起こりそうな時に、何らかの形で知らせてくれる。そういうことが何回もあった(ような気がする)。
また、これも私が小さい頃、お世話になった先生がいた。可愛がってもらった。その方とは疎遠になっていたのだが、亡くなったことを、思いもつかない経緯でで私は知ることになった。これは偶然とは思えない、こんな形で恩師の死を知ることになるとは思わなかった、という経験をしました。
おそらく、亡くなった人たちは近くにいるのだと思う。近くにいるんだけれども、直接わたしに声をかけることはできない。そこで、何か知らせたいことがある時には、多分必死にその方法を探すんだろうなと思っています。そして、その考えた方法を、この三次元世界である程度、実現させる能力というか力も持っているようです。
守護霊なんて難しく説明するのも聞くけど、わたしの実感だと、ついてくれているのは生前にわたしに対して愛情を注いでくれた人たちなんだな。ありがたいことです。
そう考えると、現世で人と人とのつながりを深く持っておくと、片方が来世に行っても残された人は自分を助けてくれる力があの世に現れることになるから、これは強いんだと思う。
能力にはおそらく個人差というか、個「霊魂」差がありそうな感じもある。強い霊魂に守られた人は強い運を発揮するだろうなと想像します。
どういう仕組みになっているのかは、自分が死んだ後に知ることになるのでしょう。
自分があっちに行った後、誰を助けようとするだろう。残された家族、親しい人々。まあそうだろうな。知らない人のことは助けないだろう、というか知らないわけだからね。
家族というのは、人と人とのつながりを最も強くする形態の一つだと思うから、やはり大事にしたほうが良いだろうし、そこから子孫が繋がって行くとすれば「家」を大事にしなさいという教えにもそれなりの説得力は感じる。
この世はこの世の人たちだけで出来上がっているわけではなくて、この世にいる人ひとりひとりの背後には何人もの霊魂がついているし、その霊魂がなぜついているかといえばその霊魂とその人との間で何らかの愛情関係があったからだ、と考えれば、なぜ支配層が自分達のコミュニティでは血のつながりを重視し、一方で被支配層の社会で人と人との分断を企図するか、ということを説明する一つの理屈になるのではないかとも思う。