20231201 世界変動の起点はなんだろうか

わたしは一人の素人でありながら、世界の動きを解釈したい、理解したいと思う気持ちがあります。なぜコロナだのワクチンだのウクライナだのイスラエルだのジャニーズだの統一教会だのの問題が起きるのか、そしてそれらはつながっているのかいないのか。

 

繰り返し書いてきたように、どうせ真実は分かりっこないと諦めながら、それでも解釈したいという気持ちが常にあります。だから仮説を求めます。幸いなことに、これも何度も挙げさせていただきましたが藤原直哉さん、田中宇さん、副島隆彦さんその他の優れた考察者が既におられて、それぞれ知恵を絞った解釈を発信しているし、外国語に不自由な私のような人にとってありがたいのは、その過程で海外のこれは!という見方も紹介してもらえる。しかもその多くは無料です。

 

だから学ぶことは多いのだけれども、それらを色々読んで考えてても、さらなる謎というか、そういうのが残る。

 

わたしは藤原説をベースにものを考えてきましたが、それによれば米軍の内部に歴史的なグローバル支配志向の支配層を転覆させなければならないと考える人々がいる。その集団はトランプを前面に立てて民主党とその背後にいるグローバリストたちを一網打尽にしようと作戦を展開している。彼らはロシアや中国とも連携しており、特にロシアのプーチン一派と連動して作戦を遂行しているというのです。実際、この考え方をもとに世界の動向を見ていくと、ああ、確かにそうなんだろうなあと思うことが多い。

 

それではなぜトランプはワクチンを推奨したのか、統一教会の集会にビデオメッセージを送ったのか等々の細かい謎は既に書きました。それらの謎に対して、不思議なことに誰も騒がないことも書いた。

 

で、もっと大きな謎が実はあって、その世界変動の起点となっているという米軍内部の良い人たち(ホワイトハット、略してWHとか表記される。Qと呼ぶ人もいる)の根源的な動機は何なんだろう、なぜ彼らは突き動かされるようにこのような綿密な作戦を立て、実行しているのだろうか、という点です。藤原さんは、それについてまだ詳しく説明はしていない。田中さんは、諜報界(という言い方を彼はする)の中の新興勢力は多極派であり、多極派が作戦を行なっていると書いています。では一極派(これがグローバリストでしょう)に多極派が対抗しようと考えた動機、多極派が勢力を伸ばした背景、多極派がここまで緻密な作戦を立案し実行した力の根源、それは何かという問題です。

 

そもそも軍というのは軍事産業と結びついて、一般庶民の平和願望とは全く無関係に自らの権限と勢力と予算を拡大し続けるマシンのようなものだ、気をつけろ、とアイゼンハワーが言っていたそうですが、そういうイメージをわたしも持っていて、それと今回の動きとの関連性がよく分かりません。

 

グローバリストの動きと、軍人たちとの間で、何か齟齬が出てきたのでしょうか。多分そうなんだろうな。それは何だろう。一つ思いつくのは、軍人は結局コマとして使われてメリットがあまりないということに気づいたのかもと。ベトナムが典型的だしイラクアフガニスタンもそうだと思うけど、軍隊は行けと言われて戦場に行かされ、殺せと言われて個人的には何の関係もない敵兵を殺す。自分も傷を負ったり死んだりする。それはおかしいではないか、そういうのをやめたい、そんな感情が根底にあるのかなと。とすれば、軍隊内部もそうだけど、退役軍人の大きな集団というのが、意外に影響力あるのかもしれないなと考えたりしています。

 

俺たちがやらされたことは何だったんだ。そう考える退役軍人は多いでしょう。日本でも、昭和の頃まではもと日本兵が平和を訴えることが結構あった。それが具体的な行動に発展すると、こういうことになる。どうかな、この解釈はまだ一面的かな。