20230414 自分で考えないといけない世界

日々、真実あるいは生きる指針?を求めてネットを彷徨っているが、こんな生活を3年も続けていま感じるのは、信用するに値する情報、情報発信者っているのかなという。

 

笹原氏は真実系と呼ばれ、二次大戦や北朝鮮に関する解釈は目から鱗の部分がたくさんありました。マンデラや知床遊覧船もそう。ただフラットアースの取り上げ方、2040や参政党への高い評価は疑問の残るところ。ご本人も色々試行錯誤しながら進んでいることがわかるような気がする。

 

藤原氏は米軍が中心となって全世界で作戦が行われているとの全体把握がとても説得力ある。大体はこの構図で理解していていいのではないかと思っているが、細部に入るとトランプと統一教会やワクチンとの関係が不明瞭だし、NHK党への分析で乱れがあるように思った。

 

副島氏は日本が米国の属国だと最初に言い出した人だそうで、よーく勉強されていることはわかる。アメリカの情報も詳細だし迫力ある事実解釈を多方面で繰り広げている。ただ、なぜか当然語るべきなのに触れない話題があって、その一つの例は公明党創価学会。ここのところが不思議だなあ、なぜか扱えない領域があって、そこを避けての議論だったとすればオールインはできないな、と思う。

 

田中宇氏は、じっくり時間をかけて一つ一つ読み解こうとする姿勢がよく伝わってくる。米国内部に多極型世界を志向する一群が勢力を持っていてその作戦がよくて、どんどん結果が出始めているというところは藤原氏と一緒の読み。ただ日本に関する考察が少ない気がするのは勿体無い。

 

馬渕氏は動画でとても良いことを言っていると思う。プーチン評価などだけでも聞く価値がある。一方で、この聡明な人がなぜ高市代議士を推していたのかが理解できない。深い理由があるのかな。本質を語ろうとする方だが、なまじ接点がある領域(例:日本政治)だと判断を誤るのかもしれない。

 

渡邊惣樹氏は「コールダー・ウォー」を翻訳出版しただけでも大変な功績だと感じた。ところが自作もたくさんあって、一つ一つ、本当にこれ個人で調べて書いたの?と驚くくらいの濃密さ、詳細さ。読み進むうちに、アメリカの本質、アメリカと日本あるいは中国との歴史的な関係について理解が深まる。ただ、未来についてあまり語る人ではないようだ。

 

こういう優れた人たちは、当然ながらテレビやラジオからは締め出されているのか出演することはない。残念だが。

 

そして、自ら渉猟してわかったが、誰も将来に向けてこうしなさいと言ってはくれない。僅かに藤原氏がそれらしきことを言ってくれることがある。でも全体的には少ない。つまり、世の中の動きを解釈することは難しい。さらに、先に向けてどうすれば良いかを人に語ることもすごく難しい。それは、自分で考えて決めて動かないといけない時代になったことを意味するんだろうな、と。