20231114 イスラム教二派をイメージする

今日は、極め付きの駄文になります。例によって、何の根拠もありません。自分の理解のためだけの備忘です。

 

イスラム教にはシーア派スンニー派という大きく二つの流派というか派閥というか系統があることを歴史の授業で習いました。全世界のイスラム教人口は16億人そのうちシーア派が2億人、スンニー派が14億人だそうです。数が少ないシーア派は、イランをその中心として、イラクバーレーンアゼルバイジャン等の中近東に集中して分布している一方で、多数派のスンニー派は東南アジアや北アフリカを含めて世界的に広く分布していることになってます。

 

イスラエルがガザに侵攻したことで、ユダヤ教の謎が一つ解けたというか、シオニストユダヤ教徒「ではない」という驚愕の解釈が拡散しました。で、その見方はどうも正しいらしい。ユダヤ人は祖国を追われて放浪の民となった。数千年の時を経て、自分達の出自がある国土をついに獲得した、生誕の地に戻ることができたのだから、そこに対してイスラム過激派がテロを仕掛けたことは許せない、自衛権を発動するぞというのがイスラエルの主張。これはいわば世界各国が認めなければならない公式見解としてこれまであったと言って良いのでしょう。

 

しかし、イスラエルに「帰郷」したと言われる人々の多くが、実はパレスチナとは縁もゆかりもなく、ただ歴史の中でユダヤ教に改宗した事実のみが残る東欧出身の人々だとなれば話は根本から違ってくる。東欧出身のアシュケナージユダヤ人が「帰郷」するとすれば、それは多分今のウクライナのあたりであるべきだろう、となります。セム語族の正統派ユダヤ教ラビの中には、シオニズムユダヤ教の教義に反すると発言する者さえ出てきました。この問題は、広まるとまずいようでそういう記事は消されたりしてますけど、拡散は止められないだろうから、今後の事態の進展に影響をもたらすとわたしは感じています。

 

ところで、イスラム系過激派とされるハマスだとかヒズボラについては、私もよくわからないので少し勉強し始めたところですが、そもそもシーア派スンニー派の違いってなんなのよという部分で先に進めません。もちろん、ウィキペディアとか読めば、それらしいことを書いてあるけど肌感覚として腑に落ちない。そこで、ジュリアン・ジェインズが勧めるように、なんらかの比喩で理解しようとしています。以下が、その現状です。寒いですね。

 

シーア派は血統重視、スンニー派は仕組み重視。両派はある時点で分裂し、後者が世界に広がった。おお、そうか。やはり血統支配は規模拡大に向いてないんだな。例えて言えばイトーヨーカ堂シーア派)とセブンイレブンスンニー派)か。血統支配の方が先にあったはずだから、後発の仕組み重視派がどんどん成長したら関係は拙くなるだろうなあ。もう一つの比喩を考えるとすれば、日蓮宗シーア派)と創価学会スンニー派)かな。仲が悪くなるのも当然かもしれないな。間違ってるかもしれませんが、人間の作る集団の性格、そしてそれらの間の関係性など、時代が違っても共通する部分はあると思うので、こんなかたちで次は過激派の理解に進んでみようかなと思っています。