20230908 ジャニーズぐちゃぐちゃ

御多分に洩れず、ニュースで会見の模様を見た。被害者の会も会見したということで、その一部も見ることができた。

 

まー何というのかな、会社だなーって感じ?

 

まず、ジャニーズ事務所は儲かってるってことがあると思った。かなりのお金が入ってくるんだろう。被害者の会は、警察に被害届を出すわけでもなく、裁判で事実認定を受けるつもりもなく、被害に遭ったから売り上げの3%を寄越せということだから、これは退職者の労働争議みたいなものになってきた。辞めた会社は酷いところだった、ブラックな思いをさせられた、今でもかなり儲かっているらしい、そういう前提で動いている部分はあるんだろうなと。

 

ジャニーズの弁護士も法を超えて対処したいとか、こんなこと言っていいのかね。

 

で、経営陣はといえば右往左往するばかり、きちんと被害届を出していただいて適切に対応するのでどうか、みたいなことは言えないのかな。

 

会社だなーっていう感想は、まあどこでもこんなものだから。これがジャニーズの本質ではないと自分にはよくわかった。本質は、どこの会社でもそうだが、経営にではなく現場にある。鍛錬して披露するタレントがいて、それに魅力を感じ支持してお金を払うファンがいる。ビジネスはそこで成り立っている。これはどこの会社でも全く同じ。

 

だが、ある程度のお金が回り始めると、その現場から遊離した、お金と地位をめぐるあれやこれやが必ず始まる。今日、見せられたのはまさにその部分だという印象。

 

政治もそうだろう。日本国民の大部分は現場に属していて、日々それを回している。それが集まればGDP500兆円とかになる。国税収入が50兆円とか入ってくる。政治家はその現場にいない。近くに寄ってみる政治家はいるかもしれないが、企画して製品化して営業して販売して入金してもらって給料払ってみたいな生の現場の中に入ることはない。

 

だから汗の結晶として回っているお金の価値がわからない。もっと出せるだろうみたいな発想にすらなる。海外にも大盤振る舞い。これって企業の縮図でもあり、国の縮図でもあったのか。

 

ジャニーズのタレントの人気は、意外に落ちないかもしれない。でもあそこの事務所はとか言われて、露出機会は減る可能性がある。経営の責任である。CMにジャニーズタレントを起用していた大企業が、性加害問題を知らなかったはずがないが、驚いあ、こんなことがあったからには起用を打ち切るみたいなことを言い出している。噴飯物とはこのことで、これも「経営」という、現場の苦労の上に寄生している、ウワバミみたいな連中の考えそうなことだ。

 

ジャニーズだけでなく、日本国中がたぶんぐちゃぐちゃなんだ。そんなのが長く続くはずはないよな、と一連の報道を見ていて思う。ジャニーズに触れてこなくてごめんなさいとNHKは謝罪したようだけれども、いやいや、ジャニーズ以外にも触れてこなかったことはあるよね、と薄々みんな気づいているのではないか。