20230705 どこを向いて仕事するか

あの早口大声のべつまくなしのトークは勘弁願いたいが、泉氏の話す内容にはなるほどというものがたくさんあったことは事実です。

 

その一つ。

 

市長は市民による直接選挙だから、その人たちが背後にいると思って腹を括れる。迷ったら、自分い当評してくれた人たちのことを思い浮かべて判断する。それが役所のやっていることと異なるなら、役所の方を直させる。極めて明快だという。

 

日本の総理大臣は、国会議員の五千で選ばれるから結局は最大政党の最大派閥及びそれに次ぐ規模の派閥の長がウンと言わなければなれない役職だ。だからなりたい人はどうしても派閥の長の顔をみて動く。

 

ロックダウンにしてもワクチンにしても増税にしてもマイナンバーにしても、どうして岸田は国民の方を向いて政治をしないのかとみんな疑問に思うが間違っている。日本の総理大臣が国民の方を向いて仕事をする仕組みにそもそもなっていないんだから、というのである。

 

だから、敷衍すれば、岸田がダメだから次に違う人が後退したとしても決して期待してはいけない。なぜなら、次の人もおんなじ構図の中で動いているに過ぎないのだから、そういう観点が必要ではないか、です。なるほどね。

 

だから議院内閣制はもう時代遅れというか、明治の頃はよくわかっている人が相互に選びあえばよかったのかもしれないが、それから150年。もはや一部のお仲間の間でたらい回しされる職種に総理大臣は成り果てたということなんですね。

 

派閥の長の顔色を見るということは、派閥の長が誰によって派閥の長にさせてもらっているかをよく見るということで、たくさんの議員を養っているその力の根元は宗教団体や業界団体の組織票だったりCIAの工作だったりするんだろうね。それを無視できない、それに従うしかない、そうしないと総理大臣にはなれない。となると、なんで総理なんかになりたいのか不思議にもなるがそれが人間の権力欲というものなのかもしれない。そもそも権力になってないじゃん、アメリカや業界団体宗教団体のいいなりになるのがそんなに嬉しいか、と聞いても無駄なんだろうなあ。

 

でも泉氏は憲法改正して大統領制にするのは現実的には無理だろう、と話して、何か別の方法を模索しているようでした。そして、小選挙区制だから国民さえその気になればあっという間に政治はひっくり返りますよ、と意味深な発言。

 

よくわかりませんが、そこに橋下が絡んでくるのかね。心配だね。