ゆっくりと

改憲勢力が圧勝して総理大臣はできるだけ早く国民投票に繋げたいと発言。

 

外見上は今回、自分が期待した方向とはずいぶん違う結果になったようだがそんなに気落ちしたものでもない。ガーシーの当選は蟻の一穴としては大きいと思う。NHK党は2%獲得して国政政党として維持されたし。

 

勤め先では3回目、4回目の接種を進んで受ける人が後を絶たない。そんな日本国民である。いきなりNHK党に投票する人も少ないだろう。総理大臣は鈴木貫太郎の役をやっていると指摘するネットでのコメントもある。つまり終戦処理、敗戦処理だ。鈴木貫太郎も最後まで無条件降伏するとは言わなかった。8月15日直前になっていきなりやったのだ。

 

どうも日本のことが日本だけを見ていてもわからない時代になった。

 

見るべきはウクライナとかスリランカではないか。あとイギリス、ドイツ、カナダ、オーストラリア。これらの国々で起きている事象は、明確にある方向を指し示している。それは一言で言えばアメリカ支配の終わりだ。

 

その意味ではロシア、インド、中国、南アフリカ、ブラジルの動きをも見るべきだろう。アメリカ支配の終わりを世界中が渇望し、実際にその方向で物事が動いていることが確信される。

 

そんな中での日本の終戦処理、敗戦処理を実は権力中枢のごく一部の人たちは必死で模索しているのではないか。

 

亡くなった元総理の弔問というか葬式に出席するのかな、アメリカの国務長官が来日するというニュースもある。これは異例だし、そこまでする何かがあると思うね。

 

ロシアも中国もインドもゆっくりとやっている。せっかちなボルソナロは時々失言するが、ペースは合わせている。

 

バイデンすら、アメリカ支配の終わりに向けて着実に仕事をしているように見えるではないか。そんな中、日本の転換は非常にデリケートな問題なのだろう。

 

戦争で儲けたい勢力は、日本を舞台にアメリカ勢力と中国かロシアかの勢力との戦争を始めたくて仕方がないはずだとの指摘を見た。金儲けの視点からはそうだろうね。そのリスクはあると思うし、それに向けて国民投票して改憲を実現して自衛隊に戦わせろというアメリカ好戦勢力からの圧力が日本政府に対してあったとしてもまあ驚くことではない。

 

それを最後のところで実現させないことが大事なんだが、今回の選挙ではまだ機が熟していなかったということかもしれない。これほどまでに自立した行動ができない国は珍しいでしょ。ドイツすら多分G7離脱を検討してるだろうに。