もともと自由意志だったはずのマスク着用が、今日から政府公認の（？）自由意志になった当日の様子です。
自分は東京在住で、今日は山手線と地下鉄の日比谷線、千代田線、に乗りました。降りた駅は渋谷とか目黒、恵比寿などです。目視ですけど昼間の路上及び鉄道車両内のマスク使用率は98％。一つの車両でマスクつけてない人は一人いるかいないか。
以上は昼間の話で、夜になってから路上を歩いているとマスク使用率はだいたい8割から9割。
勤め先も今日からマスク着用は任意で、車内の通達では「マスクをつけているかいないかを話題にしないように」とのこと。ある意味トホホな感じですけどしょうがないかな。
いやあ、びっくりしましたね。自分なりの予想では、まあ半分くらいの人がマスクを外すかと思いきや、ノーマスクはほぼ百人に一人ですよ。
深く深く考えさせられます。東京都心以外ではどうなんでしょうか。
私も経験しましたけど、東京都民のマスク意識は、普段は着用する。飲み会では店に入るまでは着用していて宴会の間は外す。お開きになったらまた着用して店を出てから帰宅するまでずっと着用し続けるというもの。コロナを恐れてマスクをしているわけではないことがこれで明らかです。
非合理ですよね。コロナが怖いからマスクしているとは思えないですよね。なぜマスクをするのか。それは、マスクをしていないことを非難されないためである。マスクをとって良いという合意がある空間であれば躊躇なくマスクを外す。そんな原理原則で私たちが動いていることがよくわかりますね。
私は世間的にいえば反ワクチン、反マスクだろうと思いますけど、少数派なんだな。百人の中の一人だ。友達が少ないわけがわかった。空気を読んでない。どうすればいいんだ。
あくまで東京23区内の観察結果ですけど、人々はコロナを怖がっていません。彼らが怖いのは、空気を読まない人間だと思われることなんだろうと思います。みんながマスクしている場所でマスクをしないわけにはいかない。みんながマスクを外している場所でマスクを外さないわけにはいかない。これだけでしょ。コロナが怖いとか怖くないとか、政府がマスクしろと言うか言わないか、そんなことは関係ないんだとわかりました。
日本人は、というか私の観察した範囲内では東京23区で活動する人々は、コロナにはあまり関心がない。彼らが気にするのは、その場の空気から自分が外れているかいないかだけだ。
ちなみにノーマスクの人がどういう風態かというと、明らかにハグれ者でした。ふん、自分はどう見られても気にしないんだぜい！というオーラをかましてました。
どうなんだろうね、この国。
