20230308 後付けより大事なのはその場での真贋判断

高市議員は往生際が悪い。総務省が公文書、行政文書と認めた書類に対して虚偽の記述があると指摘し、それを虚偽でないと立証しろと息巻いている。当然のことながら、野党(共産党)からは、なぜ政府が作成した文書の正確性を野党が立証しなければならないのかというギャグのようなコメントが出てきた。全くおっしゃる通り。しかも、その行政文書が作成された時点での担当大臣は高市議員自身なのだからもう滅茶苦茶である。

 

しかし本人はしれっと、というかむしろ堂々とこの滅茶苦茶な言い訳をしているものだから、聞いている方は却って気圧されてしまう。おーこの人が非を認めることはないんだな、と恐れ入る。とても常識を備えた人物とは思えない。

 

しかし思い出すのは、安倍晋三経済時には高市議員は女性初の首相候補No.1だったのである。日本を救えるのは高市さんしかいない、とあの馬渕睦夫氏まで発言していたのを自分は忘れていない。恐ろしいことである。

 

後付けで、証拠が出てきてからあの人物はひどいと指摘することは容易い。大事なのは、安倍の後任に挙げられた時点で、この人物は怪しいぞ、と思えることであるはずだ。

 

とはいえ一般庶民に政治家の真贋を見抜けというのも酷なのかもしれない。人相を見れば大体のことは察せるはずだが、馬渕さんまで推しているとなれば迷うよね、それでも。

 

だから油断しちゃいけない。油断しちゃいけないし、自分に正直に考えないといけない。例えば参政党。どう思います?と言われて、言っていることは正論と思うがあの人相と喋り方が気になる、と答えることができるか。神谷だっけ。危ないと思う。根拠はない。直感です。れいわ新撰組どう思います?と言われて、やってることの一部は支持できるけど、あのリーダーはちょっと胡散臭い、と言えるか。山本だっけ。危ないと思う。根拠はない。直感です。

 

そういう意味で、ありとあらゆる方面から見てこの人は信用できそうだ、という政治家を探すと、意外や残るのはプーチンなんだよな、自分にとって。

 

あとはトランプ含めて全員が怪しい。怪しさの程度に高低はありますが。

 

怪しい人って、直感で見抜かないといけない。信用できそうな人(例:馬渕睦夫氏)が推したからと言ってそれを信じちゃダメだ。自分で判断しないと。

 

残念ながら、今の時代、リーダーぶって高らかに自説を主張している人間にロクなのはいなくて、むしろちょっと困ったような表情をすることが多くて、何かに耐えているような佇まいの人たちの中に本当に信じられる人が密かに存在しているような気がしてならない。それが私の直感での判断ポイントの一つ。