ビートたけしが、もう番組を降りるからと言って、コロナはただの風邪じゃないかと散々に言っていた。今までは言えなかったということらしい。
なぜ言えないのか。例えば1ヶ月前、あるいは半年前にたけしがコロナはただの風邪だと言っていたとしたなら、彼にどのようなことが起きていたのだろうか。
ワクチンは危ないと警鐘を鳴らす人はたくさんいる。ネット上では無数にそういう人たちが発言している。でも、テレビ新聞ラジオなど表のメディアの世界ではそのことを発言する人が少ない。ほぼいない。
ウクライナもそうで、思い出せば1年前まで、ロイターもBBCも欧州一の腐敗国家とか言ってたわけじゃないですか。それがロシアが侵入した途端にみんな揃って民主主義の象徴となる国であるかのように報道し始めた。ミンスク合意がとかいい出すと黙れ!という雰囲気である。
馬鹿でも感じる。ああ、こっち方向の意見は言ってはいけないことになったんだな、と。
マスコミが流れを作っているし、その流れは誰かに指示されたものだろうし、逆らうことは非常に難しい状況になっているのだなということは感覚的にわかる。正しいことを発言したら、その発言は消されるだろうし、しつこくやってたら自分の身も危うくなりそうだくらいの感覚も持てる。
じゃあ誰がマスコミを操縦しているかといえば、まあ金持ちなんだろうなと想像できるし、世界中のマスコミを動かしているとすればそれは世界最大の金持ち連中なんだろうなということになる。つまり、表のメディアが忖度している相手先は世界トップの大富豪たちということになるではないか。
以上は非常に単純な思考である。でも不自然とは思わない。こんな構図を頭に描いてネット上の言論、例えば藤原直哉、副島隆彦、及川幸久、馬渕睦夫、書籍でいえば西森マリー、渡邊惣樹らの作品をちょっと読めば、まあ大体のことはわかったつもりになれる。世界の大金持ちというのはほとんどが精神に異常をきたした詐欺師であって、常に詐欺で儲けている。詐欺の構図に無理がある時は暴力も使うが、大抵は無理なストーリーでもマスコミを使って押し切ってしまう。そんなのが世界の実相だと思えてくる。そして、彼らに気に入られれば素晴らしい出世も可能になる。そうやって、本来なら世に出る力のない有象無象が法外な地位についてきた。
そう、有名人たちの忖度の先は、結局は資産家ということだ。それが芸人というもんだろう。だから、切られる時にしか本音が言えない。有名人には期待するなということなんだろうな、構造的に。