それにしても時代は変わった。動いてる。
自民党幹事長に向かって野党がお宅はCIAから資金提供を受けてたでしょ、米国の公文書にあるよね、と発言するなど以前には考えられもしなかったことだ。
が、ハッと気づくとその「考えられもしなかった」こと自体がおかしかったのだ。忖度というか暗黙の了解というか、言論空間には言ってはいけないことがたくさんある。そのルールを守ることで世の中が成り立っているのだとなぜか自分も思い込んでいた。日本社会が窮屈なのはこの暗黙のコードが多すぎるためだ。
社会のあらゆるところにそれはある。学校で先生の教えが変だったら(例:体育の時もマスクしろ)変だというべきなのだが言ってはいけない。なぜなら相手は先生だから。課長部長社長の指示はおかしい(例:残業しないで売り上げを上げろ)のにおかしいですよと言えないのは相手が課長部長社長だから。
つ・ま・り。要するに上の人に都合の悪いことは言ってはいけないという暗黙のコードがとても強くあるということだったんだな。
それが「王様は裸だ」という人が出てきた。それがテレビで放映される。
潰す力が弱まっているのだろうか。そうだとすれば、どんどんいくぞ、これ。日航123便とか911とか311とか。創価学会とか中共とか背乗りとか二重国籍とか特別会計とか。コロナとかワクチンとかムサシとか。
多分、いいことなんだろう。建前から言えば国民主権なんだから国民には真実事実を知る権利があるはずで、代議士や公務員が勝手に何かを隠すとかいうことはおかしいはずだ。でも一般国民は馬鹿だから大事なことは教えるわけにいかないという運用でこれまでやってきた。
それはもう続かなくなるのかもしれない。一般国民、馬鹿じゃないよ。ワクチン4回打った人も中にはいるけど、総じて言えば国会議員ほど馬鹿じゃない。