田中さかい氏の論考に説得力を感じた。
WEF主唱のグレートリセットは欧米の自滅策であるというもの。
詳細は省くがSDGsやカーボンニュートラル、女性登用LGBTQ推進、ワクチン強制で社会経済的に良い結果が出るわけがない。所謂支配層はこれをなぜか自国に適用推進している。もちろん、他国にも強制するわけだが。これは一体何か。
自分も、イスラエルのワクチン接種率の高さを怪訝に思っていた。何を自滅してるんだと。なぜそのようなことができたのかはわからない。しかしその推進意図はもう、自国を破滅させるということ以外にないと思う。これは英独仏米も同じこと。彼らはなぜ自国を破滅させようとしたのか。
田中氏は諜報機関の中で隠れ多極主義者が勢力を持っていると分析する。一言で言えば欧米覇権を壊滅させようとする勢力だ。そうでも考えないと説明がつかない。
陰謀論は、グレートリセットは主権国家を滅ぼし世界政府の樹立を企む支配者層の企みを描くが、隠れ多極主義者たちは欧米派遣の壊滅を目論む。そのプロセス設計の中でエネルギー危機や食糧危機、国民弾圧などが用いられるのは偶然の一致であって、目指すところは全く違うという説明だ。
その違いが生じる理由を考察すると、人間社会の抵抗力というか復元力を信じるか否かにあると思う。例えば言論統制してコロナワクチンを強制する。素直に従って全員が打てば世界政府が視野に入ってくる。だが途中段階で国民が覚醒し政府をひっくり返せばその国は甦る。米国でも共和党ポピュリストは再生可能エネルギーに依存した社会は夢物語だ政府は責任持ってきちんとしたエネルギー源を確保せよと主張している。これは自国優先主義というか世界政府樹立とは異なる方向を示す主張でありそれを支持する国民が4割いるということは主権放棄こそ夢物語だということになる。トランプはこうした文脈の中で捉えるべきだろう。プーチンも然り。
そうした中での日本だが、まあ可能な限り長いものに巻かれろ、しかし最後に自分だけは生き残ろうという国民性だから、懸命な人は政府に対してあからさまに抗議したり批判したりはしない。やられ放題にやられている過程で運の良い人が残っていくという感じかな。その間に欧米覇権が崩れ去るという。