地球温暖化は嘘ではないかという見方があることを自分は知っている。知っている人は多い。実は寒冷化に向かっているという意見もある。しかしこれは真実はともあれドグマとして定着したので進めるしかない、が今の状況のようだ。トランプはパリ協定から平気で抜けた。その程度のものなのかもしれない。

 

ウクライナ情勢の解説で、欧州がいかにロシアの天然ガスに依存しているかが改めて知られた。資源輸出がロシア経済の生命線であるらしいことも明らかになってきた。

 

世の中に出てくる情報は少ない。裏の裏まで何事かが明らかになることは滅多にない。だから限られて情報に基づいて、本当はこうなのではないかと推測することしか普通の人間にはできないし、本欄も基本的にはそういうことをやっている。マンデラとか、実体験したことはまた別である。

 

化石燃料を使うなという方針は、大きくはロシア潰しではないのか?これが今朝思い至った仮説。

 

ロシアは言葉が違いすぎるためか国内の情報がほとんど入ってこない。ただ見ていて感じるのはプーチンが何人もいること。いるというか、いたのかな。いつまで経っても歳をとらない。何代目かではないか。もう屋号と化している感すらする。

 

ロシアは、実験的に共産主義国家にされ、辛酸を舐め尽くした。ほぼ自爆の格好で共産主義政権を葬り去り、かなり国民自由度の高い共和制国家として再生しつつある。それを牽引するアイコンが必要なことは明らかで、その役割をプーチンというキャラクターが担っているという見方はありうると思う。

 

ソ連の存在はDSを潤しただろう。しかしその反動か、今のロシアはプーチン率いる民族主義国家だ。グローバリゼーション、新自由主義には全く共感していない。武器は資源だ。

 

支配層が目指すのは全世界を単一の共産主義国家化することだと感じられるが、それに対して元共産主義国家のロシアが戦いを挑んでいることは皮肉である。でも頼もしい。

 

中国は、ソ連の失敗を横目で見ながら構築した共産主義2.0と言える。これもいずれなんらかの形で終焉を迎えるだろう。ソ連よりは長く続くかもしれないが。人間を抑圧することで成り立つ社会体制は、やはり永続性がない。抑圧を継続するコストは意外に高いのだと思う。

 

話を戻すともし万が一、ロシアが再び共産主義国家になった場合、地球温暖化のドグマは緩められる可能性もあるのではないか。