昨日の、と言うか今日なんだけど（時差）プーチンの演説は素晴らしかった。どこがどう素晴らしいと言うより、まずはまともだなあと思うのだ。G7ではペドが蔓延っているがロシアはそれに賛成しないとか、未開発地の開拓に予算をつけるとか、子育ての環境整備を重視するとか、真っ当な政策が語られてるし、岸田政権のように圧力がかかったのか唐突にウクライナ支援に７千億円とかいう話もない。こんなリーダーに国を率いてもらいたいと思わずにいられない見事な演説だった。
が、この、今現在プーチンと名乗っている人物は、例えば2000年当時のプーチンとは明らかに別人である。
これが2008年のプーチンね。耳の形に注目です。
これは、それよりも前のプーチンだと思われる写真。
で、この人が今のプーチン。
まあ、同じ人だよと言うなら否定はしません。でも自分は、かなりの頻度で入れ替わっているなと言う印象を持ちました。
が、昨日（本日）の施政方針演説は誠に見事なものだったので、現在のプーチンが極めて優れた人物であることはどう考えても明らかです。
私の解釈ですけど、ロシアには自国を真っ当に運営したいと考えている勢力がいるんでしょうね。その勢力は、プーチンというアイコンを最大限利用しようとしている。ソ連崩壊後のロシア立て直し（オリガルヒ追放）にはKGB的プーチン、国内の安定を図る時期には表現が適切かわかりませんが田中角栄的プーチン。そして今、まさに欧米金融資本主義打倒の戦いにおいては哲学者的プーチン。ロシア最先端の整形手術を駆使して、その時々に応じて最上の人物がプーチンになっているのだと思います。
で、私は現在のプーチン（役の人）が好きです。戦術的にも優れてはいるのでしょうけれども、欧米２千年の悪の歴史に完全と立ち向かう哲学者としての佇まいが私を魅了します。
アメリカでは、トランプが出てくるんでしょう。トランプも何人かいますが、アメリカで認められrにはビジネスで成功したんだぜという履歴が必要なのか、まあ軽い。プーチン演説と同日に米国内でラリーしてますが、ウクライナ紛争を解決するためには対話が必要だ、俺は24時間以内にディールに持ち込むぜみたいな発言してます。結局、二百年程度の歴史しかないアメリカ国民にわかりやすく説明するならああなるんでしょうね。アメリカは、その民度に合わせたリーダー像しか成立させ得ないと失望した瞬間でした。
翻って二千年以上の歴史を持つ日本のリーダーがどうなのか、我々もよーく反省しないといけないですね。
