政治的分析、思想的分析はいろいろあるらしい。
備忘的に記すが、自分が最も「ああそうか」と感じたのは、これを「凶暴な白人民族主義」と訳した文章を見た時だった。
ああ、そうだ、ナチスは政治の主義とか国家のシステムのことを言っているように見せかけて、実は白人による一種の差別主義なんだと思った。
ウクライナにアゾフ大隊というのがいて、最近あまりメディアに出てこなくなったが、刺青がハーケンクロイツみたいな危なそうな人たちがたくさんいて、ウクライナ人をガンガン虐殺していた。あれがネオナチかと知った。
ナチスやネオナチを一種の白人優位思想、差別主義、凶暴な白人民族主義と理解すれば、アメリカが南米や日本そして中国から恣に収奪しつつ一片の共感も示さない理由がよくわかる。そこに理屈はない。彼らは、自分たちは選民だと思っている。白人だから。
ネオコンもその延長線上にあるんだろうな。世界は俺たちが統率する。気に食わない有色人種の国や地域はどんどん潰していく。戦争すれば儲かるから一石二鳥だ。ヌーランドの顔を見ると、そう書いてあるように思う。
共産主義はイギリスに生まれ、欧州に広がり、最終的にはアジア、アフリカ、中南米に展開した。汚染されなかったのは中東だけか?もしそうなら何故だろう。
ナチス、ネオナチはなぜかアジア、アフリカ、中南米、中東に広がらない。せいぜいウクライナまでだ。それは、多分、人種の要素があるからなんだろう。
そう考えれば、白人が白人で居続ける限り、ナチス的な運動は起こりうると見ておいた方が良いのかもしれない。
何故白人が自分達は優れた人種だと自認するに至ったかは不明だ。銃・病原菌・鉄の世界観か。江戸時代に初めて大勢の白人を目にした日本人は彼らのことを毛唐と呼んだ。ろくに風呂にも入らない彼らを不潔だと蔑んだ。庶民感覚ではそんなものである。
ところが政府は違う。自分達にない技術を教えてくださいと高い給料を出して来てもらった。教えてもらった。この辺りが根っこかね、日本に関していうと。