20240329 パフダディー事案

昨日の続き。軍レベルの武力行使ってなんのことか分からずにいましたがS.W.A.T.だとFOXニュースが報道したようです。私はそのことをパナマ文書さんのXで見ました。で、それって何?という話なんですが、テレビで知られたS.W.A.Tという組織は、アメリカでは連邦政府出先機関、州政府、市町村の警察などが独自組織する特殊部隊のことで、その数は全米で1,000以上にもなるそうです。特殊部隊の役割は、通常の警察案件を超えるような人命救助、凶悪犯逮捕などの案件への対処であり、カービン銃などを引っ提げ、強行突入の技術にも優れているとのこと。この辺はイメージ通りですね。

 

Wikiによれば年間の総出動回数は3,000件、うち発砲を伴う事案は30件あまりということですから、1部隊あたり年間出動3件、発砲を伴う事案に巻き込まれる部隊は延べで0.3%となり、なんだ、意外にアメリカも平和だなとか思います。ちなみにS.W.A.Tは"Special Weapons Attack Team"の略だとか。容疑者のディーディーことショーン・コムズ氏にはパフダディという別名もあるそうです。小児性愛だの麻薬でパーティだのいろんな情報が噴き出し始めました。本人は行方不明だそうです。

 

話は変わりますが、懐疑論者って陰謀論者と違うんですかと聞かれますが自分では違うつもりです。多くの陰謀論は犯人はあいつらに決まっている、と決めつけてしまいます。陰謀を企む人たちがいると。で、その犯人たちをやっつける勢力が想定されたりします。意外に単純に、その正義(とされる)の勢力にコロっといってしまうところがあると思いませんか?

 

私たちはいろいろ学んだはずで、例えば鬼畜米英やっつけるのが正義だと言われてその通りだ!と戦争を起こしたらボロ負けで大日本帝国はとんでもない国だったと。民主主義の先生であるGHQが日本をより良い国にしてくれたんだ、と言われてそれを信じていたら属国支配だったと。最近では、コロナ怖いぞ政府が無料でワクチン打たせるぞこれは効くぞと言われて信じて射ったら毒だったと。

 

そんな経験ときちんと向き合えば、まあ単純に物事を言われた通り信じてろくなことはないぞという人生観・社会観に辿り着くのは当然の成り行きではないでしょうか。そう、何が信用できるのかを見分けるのは意外に大変だぞということでもあります。

 

陰謀論者は陰謀論を多分信じている。懐疑論者は陰謀論すら信じない。そういう違いはあると考えております。ただ、陰謀論は建前の世界に対して懐疑しているので、その部分では陰謀論者と懐疑論者が重なるということはあります。

 

そんな懐疑論者の私でも、今回の紅麹の事件は偶発的なものかと受け止めていました。そうしたら林官房長官が一昨日、今後は本件に関してWHOや関係各国に情報共有し日本の食品への信頼確保に努めていくと言いました。きな臭いですね。並行して市販の味噌にゴキブリ混入との報道もあったし、漬物の製造は今年から許可制になります。発酵食品全体がターゲットにされつつある構図の中での紅麹問題、という認識は持っておいた方が良いでしょう。次は何だろう、ヨーグルトかな。いや和食系で次もやるのかな。納豆だったら自分も怒るよ。