副島隆彦さんが今回の裏金疑獄に関する解説をアップした。流石に面白い。これは単なる政局ではないですよ、日本の舵取り役の奪取を巡る大きな戦いですよと書いている。簡単に言うと、安倍派(清和会)は統一教会で、今回は統一教会の一掃なのだと。
自民党の派閥の特徴について、自分はほとんど何も知らなかったが、勉強になります。清和会というのは福田赳夫、森喜朗、細田博之から安倍晋三が引き継いできた集団で、確かに統一教会との関係が深い一派だと思われます。金と権力への貪欲さを隠さない、右翼や暴力団も紛れ込んでいるような集団だと。一方で、岸田首相が属する(離脱表明あったらしい)宏池会は吉田茂の系統で、官僚上がりが多く、清和会のような泥臭さはない一方で行政機関に靡く傾向があると。麻生派は志公会というそうですけど、なんと創始者は河野洋平とのこと。グローバリズムの色彩が一番濃い。そんな色分けがあるんですね。
麻生、河野(洋平、太郎)といえば誰がどうみても外国の走狗。向こう側と直結してる感じですね。だからSDGsもLGBTもワクチンも迷うことなく只管(ひたすら)頑張るし、妙に威張って日本国民を見下した態度を取る。俺たちには海外の強力なバックがついているんだぜということか。
一方で安倍晋三はオバマやプーチンとも等距離で付き合うし、トランプが大統領になったら就任式前に会いに行ったくらい節操がないから、要するに金と権力を握ることが目的で、そのためには誰とでも組む集団に思われますね。組む相手に統一教会もある。地方議員もいる。そこで金と票を回す。思想信条は特にないのでしょう。アメリカからすれば、信用はできないが扱いやすい連中だということで、CIAが作ったとも言われる統一教会を通じて操作していたのではなかろうか。
こう考えると、どの集団もしょうもないんだけど、岸田一派が今頑張るのは悪いことではないのかもしれません。政治は大変ですね。今から思うと、以上のようなことなら岸田氏及びその周辺は元々安倍晋三をどうするか、散々考えてきたのかもしれない。暗殺された時の反応は、何か隠しきれない喜びみたいなものを醸し出していた印象がありました。でも国葬はきっちりやっておく。本音では、やりたくなかったかもしれないけど。
そういえばマスコミが岸田政権支持率最低とか煽るのは、何か意図があってのことかもしれません。岸田派を潰さないと自分達が危ない、そういう人たちがマスコミを動かしている可能性すら排除できない。
ところで麻生氏は最近、静かですね。安倍さんと昵懇で仲良くやってきたにも関わらず、安倍派が総攻撃に遭っている現在、援護射撃もしない。統一教会の一掃という仮説から展開して推察すれば、麻生派のバックも衰えが激しいのかもしれません。
副島隆彦さんは、特に統一教会を嫌悪しているようだから、その点は差し引いて理解する必要あるとは思うけど(逆に創価学会や公明党についてはほとんど論じない)、こうして派閥の特徴を理解するだけでも一歩深い読み取りができるようになるような気がします。
ああそうだ、副島さんは以前はトランプ支持の記事をたくさん書いていた。しかし、最近はそうでもない。トランプが統一教会系団体のイベントでビデオスピーチ(何回も)したことが報道されてからではないかと推察しています。解釈しきれていないのだと思う。これは大きな謎、というかシンプルに「トランプと統一教会は親密である」と捉えると世界観の再構築が必要になるから、しばらく言及できないということではないかと。