20230928 核のゴミ

対馬町が核廃棄物最終処分場としての適性に関する国調査を受け入れない方針を打ち出して話題になっている。昨日の話です。もし受諾すれば20億円の補助金というか助成金というか、それがもらえるということのようですが、風評被害で観光収入がすぐにそれくらいは減ってしまうから間尺に合わないと町長は言っていました。

 

改めて思い起こさせてくれましたけど、原子力発電を行った後の廃棄物(核のゴミ)は処理方法が確立されてないんですね。どっかに埋めるくらいしか方法がない。埋められた廃棄物は未来永劫放射能を出し続ける。

 

この点から考えても、また事故のリスクを考えても、原子力発電はやめた方がいい。やめられないのは、我々が電気をたくさん使う生活に慣れてしまって、この便利さを手放したくない気持ちがベースにあり、電気を売るのは商売として美味しいと腹の底から知っている電力事業者の思惑とが重なりあってのことで、少し冷静になれば、やばいことしてるよなと思わずにはいられないはずだ。

 

じゃあ電気の使用量を減らすか。どこまでできる?

 

一人当たり電力使用量の国際比較を見ると、日本人が半分にすればだいたいイギリス並み。三分の一にすればブラジル並み、十分の位置にすればインド並みということらしい。インドはともかく、イギリスの水準ならいいんじゃないのかな。半分。そうすれば原発はいらない。

 

イギリスはなんで一人当たり電力使用量が少ないのか。ロンドンと東京を比較してみれば、まあネオンサインの量が違うね。あと、アルミとか鉄とか重化学工業が日本は多い。ここで大量に電気を使って、それで一人当たり使用量が上がってる可能性がある。産業構造。この転換は大変かもしれないな。イギリスはほぼサービス業だから、まあエネルギー利用量は知れてる。

 

温暖化の虚構がいつまで効力を持つか知らないけど、それが有効である限り、電力利用量は増やさないといけない。ガソリンもガスも使うなということだから自動車まで電気で走らせろと。(狂ってる)

 

省エネというとエネルギー全体の効率的利用の意味になるが、省電気、省電力をもっと考えたらいいかも知れない。電気を使わずに●●ができる(照明、通信、移動、・・・)ことをイノベーションの目標にすると面白いのではないか。そのうち、石油は使ってもいいぞとなるかも知れないが、まあ当面は石油と電気を使わずにという縛りでいいか。

 

無電化というと、まだ電気が供給されていない地域という意味で、ネガティブに取られるらしい。非電化という単語で調べてみれば、なんと冷蔵庫だの除湿器だの色々出てくる。イノベーションの余地は結構大きな世界のような気がした。これから伸びるんじゃないか。