20240926 トランプの正体は?

イスラエルが誇るアイアンドーム(鉄の丸天井と呼ぶが実際には迎撃ミサイルのシステム)はヒズボラの集中攻撃で弾が枯渇し無力化された模様。イスラエル軍は地上戦に備えて北部に集結しているようだがドローンの時代に戦車が何の役にたつだろうか。自滅への道を突き進んでいるようにしか見えない。ウクライナと同じように、世界の火薬庫的な地域で武器と兵の大規模廃棄が行われているのかもしれない。

 

すでにヒズボラ及びレバノン、イエメン、シリア、そしてイラクが対イスラエルを鮮明にしてイランは出番を待っている。世界中から非難されながら大イスラエルを目指して周辺国からの土地収奪と住民の虐殺を続けるイスラエルに恐らく未来はない。それも早ければ数ヶ月以内に配線する可能性があるのではなかろうか。

 

これを見てかトランプの発言が先鋭的になりつつある。イスラエルは中東の小さな国だがその面積を広げる方法があるだろうか?と演説で聴衆に問いかけたがこれは大イスラエルをどう構築するかという話だろうと受け止めた人は少なくない。大イスラエルとは、南はエジプト北部、北はシリア、レバノン、そしてイランの一部に至るまでの、今のイスラエルの何十倍かの面積の土地を意味している。

 

またトランプはイスラエルアメリカよりも偉大だとか、ハマスを支持するものはアメリカから去れとか、自分の暗殺事件の背後にはイランがいるとか、反イスラエルの国には関税を100%かけるぞなどなど。人によってはトランプも自滅の道を選んでいると言い始めた。確かにこれだけイスラエルへの憎悪が世界的に拡大している環境で断固支持すると言い続けて選挙にプラスのわけはない。ハリスも冴えないからどうなるかわからないが、明らかにトランプは勝利から遠ざかろうとしている。

 

思い出されるのはトランプの事業失敗時にロスチャイルドの融資で復活したとか、娘婿はネタニヤフを自宅に泊めるほど親密だとか、自身への最大の資金支援者アデルソンはバリバリのシオニストだとかいう公然の噂。全部鵜呑みにすれば、トランプ革命と称されるものはロスチャイルドの未来戦略にすぎないことになる。

 

ロシアのラブロフ外相はTVインタビューで、結局トランプも金持ちの代理人だから一緒にはやっていけない。我々は一時期期待したが結局、自分たちでやるしかないとの結論に達した。どこかの国の大統領選挙で優しいおじさんが出てきて全てを収めてくれると考えるのは幻想だと言い放った。プーチン習近平もトランプも自国民にワクチンを強要あるいは推奨したことを忘れてはいけない。

 

改めて、イスラエル断固支持のトランプは本当に米大統領になるのだろうか。トランプとプーチンが冷戦を終結させて平和な世の中を実現すると語る人たちを信じて良いのだろうか。心の平和のためにはそうする選択肢もあるだろう。

 

あくまで仮説だが投資家目線で考えたら成長の限界を迎えた米欧をスクラップにして、米欧に成長を抑えられていたBRICSやアフリカを解放し新たな投資対象として育てるというのはアリなんだろうと思う。いや、そう単純な話とも思えないな。今回のカバール潰し(に見える流れ)が金融的な大転換作戦である可能性は小さいかもしれない。見えている人は賭けるのだろうが、全体の動力源は別にあるようにも思える。

 

考えてみればバイデン民主党周りやNATO &EUそしてアメリカ金融資本はウクライナと無理心中である。日本も戦費を大量に吸い取られてしばらくダメだろう。対抗馬として頑張ってきたトランプ共和党周りそして欧州金融資本はイスラエルと無理心中する流れだ。だから陰謀論が想定してきたカバール対Q(アノン)みたいなことではなくて、両方とも表面上は潰されて、破滅した欧米日と、少し元気なロシアが残るような世界になっていく。元々温暖化詐欺だって欧米産業社会を衰弱させるのが目的だったんじゃないか。これもシナリオだからバイデンもトランプもプーチン習近平も全員偽物の役者が演じている。とすればシナリオを書き演出しているのは誰だ(カバールではない)という、これまでの陰謀論が想定していなかった問題が立ち現れてきたことになりますね。