20240113 石油は化石燃料ではない!?

ダラダラとネットを見ていて、本日一番驚いたのがこれ。ShortShortnewsさんのX。ハーバード大学で30年以上研究してきたというウィリー・スーン氏(宇宙物理学者とのこと)の語る動画。聞き手は今話題のタッカー・カールソンさん。

 

動画は9つあって、その1では「石油は無機的に生成可能である」「2009年にスウェーデン王立アカデミーでロシア人研究者が指導して、地球のマントルの状態では水素と炭素からメタンを生成することが可能であることを検証した(つまり生物由来でなくても複雑な炭化水素CH4は生成できる)」「ベンゼン、エタン、その他すべての物質が生成できる(ことにつながる)」「さらにNASAのタイタンは木星の大気にメタンが存在することを確認した。木星に生物はいたのか?いないだろう。ということは、そのメタンは無機的に生成されたとしか考えられない」「火星の岩石にもベンゼンが含まれている」「多環芳香族炭化水素という複雑な炭化水素は惑星間、銀河間でも発見された。つまり、どこにでもあるのだ」「つい最近まで、我々は、主なエネルギー源はすべて化石燃料(生物由来、有機的生成)」だと思い込んでいた。」「ドリルで掘削した石油は、(取り出すと内圧が低下するため)4割くらいしか取り出せない。後6割は地中に残っている」などと解説。含意は、石油資源はほぼ無制限に使えるということ。「石油資源は有限だと発信するのは、誰に選ばれたわけでもない専制的な人々であり、それが全体の感覚、善良な人々の感覚を奪っている」とのコメントもあり。

 

その2では、CO2が生物界にとっていかに重要なものであるかを解説。「30年間研究してきたがCO2が増えても気候システムに大きな変化は齎さない。竜巻も増えないし、ハリケーンの速度も変わらない、ホッキョクグマの個体数にも影響ない」「『彼ら』の指摘は、すべて彼らのモデルから生まれた夢物語であり少数者の専制政治だ」「CO2が増えれば、植物界も、生物界全体も、海でさえ、基本的には能力、魚類、あらゆるものが増える」「本質的に、生命が増える」「だからCO2は『生命のガス』と呼ばれているのだ」

 

キリがないので引用はここまでにします。

 

スッキリと私の頭に入ってきました。元々、植物が光合成しなければ生命は展開しなかった、という程度の基礎知識は自分も持っていたわけですが、それはCO2があるからであり、CO2が増えるということは生命が増えるということだ、というところまでは考えていなかった。目から鱗です。

 

また石油もこれだけ利用されていながら、その由来が何であるか、明確に説明された記憶がなかったかもしれないな、と思い至りました。それが複雑な炭化水素であり、複雑な炭化水素は無機的に生成できるし宇宙の中でどこにでもある、とすれば生物由来ではないかも、との発想が生まれるのは自然だと思います。

 

スーン氏は、最後に我々の科学と神との関係に言及します。リンクを貼っておきますね。

 

https://twitter.com/ShortShort_News/status/1745811961479319704