20240604 キャリー・レイクなど

YouTubeに「【2年間休め】キャリ・レイクに圧力をかけたアリゾナ共和党委員長辞任」と言う動画があります。私はつい最近知りました。内容は、おそらく昨年のことだと思われますが、米共和党アリゾナ支部?委員長がトランプはとして知られるキャリー・レイク女史にコンタクトして、良いポジションを用意するから2年間は活動を止めてくれないかと持ちかけた会話を録音され、それが暴露されたから聞いてみないかと言うものです。

 

非常に綺麗な音質で、作り物かとも思われますが、実際にこれが明るみに出て、当事者のジェフ・デウィット氏が共和党の州委員長を辞任したということですからガチなのか、あるいは手の込んだトランプ派の仕込みかもしれません。デウィット氏は東部の有力者からの依頼だ、しばらくの間活動を休止してほしい、とても良い地位につけてあげる、依頼者はパワフルだから逆らわない方が良い、などと、優しい口調ですが、粘り強くレイク女史を口説きます。彼女は全く動じず、殺されたって構わない、今は戦争中だから一休みなんてあり得ない、と突っぱねます。パシリの役割を果たせなかったデウィット氏が残念そうに去っていく光景が目に浮かぶようです。

 

キャリー・レイクさんは元FOX系列のニュースキャスター。2020年の大統領選で不正があったとするトランプ陣営の主張を強く擁護。2022年には政界転身を図りアリゾナ州知事選挙に立候補して敗北しています。腹の座ったイメージで見た目も良く、影響力があるのでしょう。ともあれ、ディープステートがこうやって敵勢力の懐柔を図るのね、とわかりやすい事例になっています。

 

そのトランプですが、例の不倫もみ消し経理不正疑惑で有罪判決を受けた後、FOXのインタビューで牢屋に入れられたらどうするか問われ、国民が限界点を超えるのではないかと答えました。この発言を巡って、そうか、トランプに実刑判決が出たら戒厳令が敷かれて軍が表に出てくるのだな、と推測するSNS投稿も見られます。私も、その含みを持たせた発言だろうなとは思います。量刑は7月11日に言い渡される予定で、翌7月12日は共和党全国大会らしいです。演出しがいのある日程ですね。

 

欧州では、NATOウクライナに対してロシア領土を攻めてもいいぞと言い出しました。プーチンがそれに答えて核を落とす準備をしろと命令したとの怪情報も乱れとんでいます。アメリカは内戦、ヨーロッパはNATO対ロシアを煽っています。台湾海峡が霞んでしまいそうです。

 

追い打ちをかけるように、「さてはてメモ帳」でなぜ誰も英総選挙で勝ちたがらないのかと言う記事が紹介されました。確かに、敗北必至の保守党が総選挙を選択した真意は分かりにくいです。一方の労働党にも政権奪取の意気込みは感じられない。それは、戦争内閣になりそうだからだ、イギリスは第三次世界大戦にコミットしていると、元記事の著者(イギリス人かな)は書いています。あとは年金問題が拗れるからだと。

 

当面は、ウクライナもガザも継続しつつ、それより大きな紛争(米内戦、NATO対ロシア)が煽られつつ、米民主党や日本の自公が勢いを徐々に削がれていく状況が続くのではないでしょうか。

 

私の直観は、大きな戦争はないと言っています。核の問題はありますけど、もう戦車も兵隊もいないじゃないですか。そのために延々とウクライナを続けてきたんだろうなあと。