20230608 世はプロレス

全部台本があって、役者がどれだけリアリティを出せるか。そんなことで世の中は回っている(部分がある)。

 

そういう感覚が強くなってきたこともあり?今夜は後楽園ホールでプロレス観戦。懐かしの新間さん。おん歳87歳とか。スピーチしたけど猪木さんのことが多かった。本当に好きだったんだろうなあ。今日の試合は男子より女子の方が面白いねとか。

 

佐山さん。具合悪そう。でも色々やっているらしく、来月には衝撃的な新武道の発表をしますと仰る。やるんですね。

 

プロレスは面白い。生で見ると、病みつきになる。

 

そんな中で圧倒的な存在感を示したのがタイガー・クイーン。これはすごいものを見てしまった。

 

知らない人のために解説すると、バットマンに出てきたキャットウーマンみたいなセクシーな美女(といっても虎の覆面)が佐山聡扮する初代タイガーマスクとほぼ同じファイトを繰り広げるという信じられない展開。

 

いいなあ。トップロープからのダイブ。危険だけど、全く躊躇しない。男前である。

 

そういえば岩井千怜選手が女子ゴルフで頭角を表してきたが体育会系でボーイッシュな美人である。双子のもう1人もすごい。全くの個人的感想に過ぎないが、輝く女性ってこういう人たちなんだろうなと思う。誰彼に媚びることなく、すごいことをやってのけて女性らしさも失わず、平然と明るい。こういう人たちがどんどん出てくるような予感がする。

 

政治とビジネスの世界は女性活躍とか言葉だけは勇ましいが、実際に出てきている連中を見ると、有力者を嗅ぎ分ける嗅覚だけは鋭くて、その人に媚を売って特別な能力があるわけでもなさそうなのに妙に良いポジションを確保する。そんなのばっかりである。

 

世の中はプロレスでいいよ。それが平和だよ。そして、スターは観客が決めるんだ。権力者が決めるわけじゃない。光る人は光る。光らないやつが、偉い人に取り入って何故だか美味しいポジションを掴んでいくような不健全なことはもう終わってると思う。

 

新間さんはスピーチの中で、今日の興行は男性の試合と女性の試合がある。いま世の中でこの問題は姦しい。ごちゃごちゃ言うことないじゃないか。男は男らしく、女は女らしくで何の問題があるのかと言っていた。心の中で拍手を送っている自分がいた。