元首相暗殺の現場で撮影されたエクアドル動画というのがあって、それを詳しく分析した動画がYouTubeで見られる。2時間半の大作だ。コマ送りで周囲にいた一人一人の動きを追っている。
その動画ではある結論を出している。とても説得力のある内容だ。だが、自分はそれ以外のことに関心を持った。動画に映し出された人々が、党本部の関係者、党の県連、警護の警官やガードマン、聴衆、通りががりの人など全部含めて、なんか他人事なのである。
いや、殺された（とされる）本人すら、他人事のように見える。不思議な動画である。
県連の関係者３人が、事件の1時間半後に開いた記者会見の模様も紹介されている。３人とも、全く動揺していない。応援してもらって当選した立候補者も、当選後の会見では事件に触れることもなく落ち着いた感じで投票した有権者に感謝の言葉を述べ、質問されてようやく事件に触れるといった感じだ。異様である。
この立候補者は、元首相が撃たれ（たとされ）て倒れ込んだその横で、近くを通り過ぎる乗用車に向けて「投票よろしこ願いします！」のノリで手を振っている有様である。これも動画に記録されている。
証拠など全くない、ただの印象に過ぎないが、自分が感じたのは、ああ全部芝居だなと。みんな、映った人たちは最初から知っててやってるんだろうな、と。
安倍という存在はもう消えるんだと。それを確定させるために？国葬も強行したのか。そんな感想すら持った。
ケネディの時もそうだったが、あっさりと特定個人の犯行と決めつけてしまい、詳細な調査を実は行わない、そんな点も気になる。警察も検察も動かないということは、まあ、そういうことなんだろう。
日本国民も騒がない。みんな、詳細にではないにしても、まあ大体こんなことだろうという当たりはついているのではないか。こんなめんどくさいことを考えたり書いたりしている自分が周回遅れなのかもしれない。
ワクチンも、もうだいたい、みんな知ってるよね。実はみんな、知っていて、その上で平凡な日常を過ごしているのではないか。そんな気がしてきた。
