20230206 世はプロレスだと知る2

ウクライナに関して、専門誌でも次のように指摘する論文が出てきた。米国軍産複合体にとっては、紛争が長引くことが利益になる。古い兵器を廃棄できるし、予算がつくし、新しい兵器の開発にも資金が投入しやすい。いいことづくめだというのだ。一方で、戦闘が長引くとロシアと中国が接近して、米国の安全保障に関して負の側面が強くなるからあまり長引かせるなとの論文も出てきた。

 

詐欺師が詐欺の展開について内部で意見を戦わせている感がある。

 

要するにウクライナの民主主義を守れなどというのは筋書きを実現するための方便に過ぎない。ご苦労様なのは付き合わされているロシアだし、本当に可哀想なのは大国にいいように道具扱いされているウクライナ国民だ。

 

プロレスにはなぜ筋書きがあるのかというと、まず真剣勝負だと興行が成り立たない。年間何百試合も組まないといけないので、下手に選手に怪我でもされたら敵わないというのがある。また、真剣勝負は意外につまらないものである。膠着したまま動きが止まるとか、派手な技が決まらないとか。お客さんに喜んでもらって、何回も足を運んでもらうためにも筋書きは必要だ。だが、筋書きがありますよというとお客さんが離れていく危険があるからそこにはあえて触れない。

 

では世界を騒がせている詐欺師たちのプロレス紛いの筋書き作りは、どのような動機によって行われているのだろうか。

 

よくわからないが、外せないのは、税金をどれだけ分捕れるかという点に彼らが真剣だということだ。現実世界の商売は厳しいものである。だからというわけではないが、政府予算には砂糖に群がるアリの如く有象無象が集ってくる。軍産複合体などと大層な名前で呼ばれているが、要するに税金への集りだ。

 

税金を我が物にすることは普通許されないから筋書きを作り、詐欺を実行する必要がある。ファイザーを考えてみよう。ワクチンは普通の薬と違って病気ではない人にも使われるから収益力が違う。是非とも売りたい。そのためには病気が必要だ。また、感染症2類とかに指定して貰えば公費が分捕れる。

 

ウクライナも同じく。民主主義を守るために日本も貢献せよという筋書きで、ウクライナに向けて資金を出させ、そのお金で米国製欧州製の兵器を買って提供する。日本国民の収めた税金がどこにいくかといえば最終的には米欧の兵器製造会社だ。

 

工業としてのプロレスが一応はファンのためにという一面を持っているのに比べて、この政治プロレスとでもいうべきものは、一片たりとも国民、納税者のことを考えない。収奪先としてしか見ていない。