20230123 ちょっと調べるひと手間

散々書いたけれども、ワクチンを職域接種するぞという議論があったとき、自分はふと厚生労働省のホームページにアクセスしてファイザーのワクチンに関する情報を見てみた。そうしたら薬事審査を通すための膨大な資料が黒塗りになっていて、医薬品に付属する効能書の左上部分には「劇薬」の文字があった。あーこれはやばい、とすぐわかった。

 

ロシアがウクライナに侵攻した際、メディアは一斉にロシアを非難しウクライナ支援を煽った。ゼレンスキーの日本の国会でのビデオ演説には国会議員が総立ちで拍手を送った。しかしロシアも簡単に他国には侵入するはずもなく、プーチンの演説を聞いてみればミンスク合意が履行されなかったと言っている。ミンスク合意ってなんだよと調べていくと、NATOはもう東方には拡大しないということで西側とロシアは合意していた。ところがそれを全く遵守しなかったのは西側であり、堪忍袋の尾が切れたロシアが侵攻せざるを得なかったという実情が見えてきた。西側は、法の支配と民主主義への脅威だと言ってロシアを非難するが、まずは自分達が法や条約を守ってから言えという話だ。

 

三浦瑠麗という女性評論家がいて、政府に重用され太陽光発電を強烈に推す発言を続けてきた。その夫のファンド会社社長が、太陽光発電をめぐるソニー系列の会社に対する10億円詐欺容疑で操作されたというのが先週の事件である。三浦瑠麗はいつの間にか評論家としてテレビラジオ雑誌に頻繁に出てくるようになったが、そのきっかけとなった自民党総裁賞をとった論文があるというのでネットで見てみた。ああ、これは酷い。この論文を早くみていれば、この女性の言っていることは全て信用できない、本人に能力はなくても何らかの理由によって引き上げられた人なんだろうなという目で見ていたはずだ。そういう人、たくさんいるし。

 

だが現代人は暇じゃない。いちいち厚生労働省のホームページでファイザーのワクチンはどういう審査を受けたのかなど確認する人は珍しいだろう。ミンスク合意だって調べないし、まして三浦某の出世論文の原文にあたる人などいるわけがない。

 

しかしなあ、何気にこういう原典チェックってポイントなんだよな。

 

怪しいのいっぱいあるぞ。

 

IPCCの報告書を全部読んだという人がいる。何年のレポートだか知らないが、驚いたと。論文は何百本もあり、それぞれに主張があり、中には地球温暖化に関して懐疑的なものもある。二酸化炭素原因論に意を唱えるものもある。かなりバラエティに富んでいるんだそうだ。しかし、サマリーペーパーではそういうのは一切無視され、可能な限り早期の二酸化炭素排出量ゼロを目指すべきというプロパガンダにまとめられているのだそうだ。見てみようかな。大変そうだけど。

 

SDGsも、MDGsの頃から思ってたけど胡散臭いぞ。誰一人取り残さないとか言ってる連中が、ロシアを叩けと主張するんだからな。それとこれとは別だというなら、リビアイラクアフガニスタン、そしてちょっと古くはベトナムに侵攻したアメリカを叩けと国連が主張するのを見てみたいものである。