20221208 崩れゆく世界の特徴

ある会社の役員をやったことがある。

 

株主総会のリハーサルで、総務部が何を言うかというと、入場するときには入り口を入ってすぐのところで床に印をつけておくからそこで一旦止まれ。そして会場に向かって一礼せよ。お辞儀の角度が役員によって違っていてはいけないので皆さん◯度で揃えてくれ。

 

あーこの会社は終わってると思いました。

 

そこじゃないだろう、の連続。

 

ただしこちらも、お前なー、お辞儀の角度なんて自分で考えるからいちいち指図するなよとは言いにくい。幼稚な指示に対して大人が我慢する構図?私はここで戦うべきか迷いましたよ。でも結果的には黙って従った。どうなんだろうな、この態度。間違ってたかもしれない。

 

今の自民党と国民の関係もこれじゃないんですかね。どう考えてもダメでしょ、岸田政権。なんでそんなに宗教団体を守るのに必死なんだ。公明党と組まないと与党たり得ないからか。そんなことは国民がみんなわかっていて、まあ静かに見ている。それをいいことに、軍拡だ増税だとホント恥ずかしい。そんなに中国と折り合いが悪いならまず対話しろよ。外交でしのぐ努力を何もしていない。

 

どうなるかというと、自民党は滅びていくんでしょうね。耐え切れると思っている党員たちは残念ながら知能指数がそんなに高くなくて、願望で生きている。そんなに甘くないと思うけどね。

 

考えてみると、能力がない人が安定した立場を保障されようとするときに持ち出すのが秩序の大切さと言うもの。親の言うことを聞け、上司の指示に従え、政府の方針を守れ。これが最上位に来たら、馬鹿が安泰になるから社会は崩壊する。毛沢東だって、造反有理と言っていたではないですか。別に中国共産党の歴史を肯定するわけではないけれども、革命家としての毛沢東の凄さはわかる。バカを上位においてはいけないと彼は言っている。本人がバカだった場合は適用外にしたんだろうけれども。

 

今の世界情勢を見ていると、変な人(ジョン・レノンはその人たちを狂人と呼んだ)が支配するのに都合の良い社会秩序を墨守する仕組みが崩れ去ろうとしているようだ。

 

株主総会前にお辞儀の角度調整に時間を費やしているような企業は危ないと思う。ワクチンの被害を明らかにするなという上からの命令に従っている役所も危ないと思う。ウクライナアメリカ民主党に都合の悪いことは出すなという上からの命令に従っているメディアも危ないと思う。そう言う世界が崩れていくことを感じる。