20221002 表の世界

ある国際学会に参加した。

 

技術者の集まり。イノベーションについて語り合う。

 

mRNAワクチンは超スピードで開発されて人類に大きな恩恵をもたらしたが、その前に20年にわたる地道な研究の蓄積があったことを忘れてはいけない、というような文脈でイノベーションを語り合う。

 

アメリカ人、カナダ人、フランス人、ドイツ人、オーストラリア人、インド人、そしてもちろん日本人も中国人もいた。

 

マジか。

 

自分はもう、アレだから、それはそうと副反応で死亡例が万単位で報告されてるけどあれはワクチンとしては失敗作ではないのかとか、十分な治験も行わないで緊急承認とか特別承認とかを連発した世界の行政に問題はなかったのかとか、言ってもいいけど無駄に敵を作っても仕方がないと大人の判断をして沈黙は金を決め込んでいた。

 

この空気は変だよなあ。

 

学会というのは、甲論乙駁、意見を戦わせるのが本筋でしょう。自分以外の全ての参加者がmRNAワクチン賞賛の嵐というのは不思議な現象だ。

 

これが表の世界なのかな。なかなか強力だ。今でも。

 

来年、この中の何人と再会できるかを考えていた。ていうかもう出ないわ。意味ないこれ。